北野追儺式・京舞奉納（上七軒・勝奈さん、尚絹さん、尚あいさん）

　　 節分に北野天満宮を訪れた楽しみの一つは、上七軒の芸舞妓さんによる京舞奉納。
まずは舞妓さんたちの舞からお届けいたします。






日本舞踊（京舞）が始まります。
上七軒では一番のニューフェイスな尚あいさんが入場。


センターは勝奈さんです。
神楽殿の中央寄りに陣取ったのですが、この通り太い柱が・・・(^^ゞ
というわけで、勝奈さんの舞に必然的に魅入ることになりました(^-^)


まずは一礼。
美しいお辞儀に、観客も引き締まる思いです。
この礼から、舞の世界に引き込まれるんですよね。


勝奈さんの節分の変わり髷は「ふくら雀」。
関西のふくら雀は奴島田や結綿などの「島田系」です。クロスに掛ける鹿の子がポイント。


舞が始まります。
袖を合わせて、スッと伸びる背筋。


ここからフワッと開く袖に合わせて立ち上がる、この所作でもうグッと引き込まれます。


昨年もここの節分で勝奈さんの舞を見せていただきましたが、
一段とキレと艶を増した勝奈さんの舞。


可愛らしい舞妓さんの表情から一変して、凛とした雰囲気をまとい・・・


その舞の世界に我々を誘ってくれます。


柱より前に出てきてくれた瞬間を狙って・・・
尚絹さん、もちろん節分の舞台は初めてです。


梵天の簪、お揃いの櫛で可愛らしい雰囲気でした。
逆側の尚あいさんは、柱でキッチリ隠れて見えず・・・残念。

やはり勝奈さんの舞に集中しましょう。


指折り数える所作や・・・


袖の動きに魅了されます。


ふわりと重ねられる袖。


蝶のような・・・


花のような・・・


そんな美しさを舞の中に感じます。


もう、言葉はいらないでしょうか。


しばし、勝奈さんの美しい舞の各シーンを御覧ください。





























最後、かろうじてお二人の舞が画面に入りました。


扇を閉じて・・・


見るものすべてを魅了して、勝奈さんの舞が終わりました。


この佇まい・・・
ますます芸に磨きが掛かってこられました。本当に素晴らしいです。


尚絹さんも大役お疲れさまでした。


尚あいさん、入退場の時しか見えずでしたが、頑張られました。

次は芸妓さんの舞をお届けします。