花脊の黄色い花畑・ルドベキア

　　 一面の黄色い花畑。
花脊の山里に広がるこの光景は、考えようによってはとってもコワイ・・・

特定外来生物に指定されているルドベキア（オオハンゴンソウ）の花畑をご紹介します。






夏空に向かって元気に花を咲かせるルドベキア。
とっても可愛らしい花。小さなひまわりみたいなんです。


朝の斜光線が木立の向こうから。



杉木立の根本、光が届く範囲まで、すべて黄色い花で埋めつくされていました。


休耕地を征服したこのルドベキア・・・


元は外来種。帰化してしまい、その恐るべき繁殖力でみるみるその自生地を広げました。
特定外来生物法で指定される、いわばインベーダー。


美しい黄色の絨毯も、見方を変えればインベーダーの襲来。


川沿いに繁殖していくためか、今年は川の横は駆除が進んでいました。


場所を移してみました。
こちらも満開のルドベキア。
順光なので青空が綺麗。


ギュッと咲き誇るルドベキアの花に、綺麗だなぁという思いと恐るべき・・・という思いが交互に。
フクザツな気分です。


この場所も元々は耕作農地だったんです。
花畑になりたくてなったわけではないのだ・・・と思うと、やっぱりコワイ思いもしますね。


花々に罪はない、というべきか・・・
かわいい顔をして実はコワイ子、というべきか・・・

人間のそんな思いはどこ吹く風で、フワフワと風に揺られながら・・・


気持ちよさそうに咲いていたルドベキア。


真夏の夢か、それとも・・・。
ゾッとしなくもない、美しい黄色い花畑でした。