生谷家特別公開(京の夏の旅2015)
2015年 08月 06日

町家の中に、様々なお宝を飾ってくださっていました。

明治時代まで「万(よろず)や」の屋号で青物問屋を営んでいた旧家です。





こちらには、近年作庭された「光臨庭」があります。

「光」琳と降「臨」を取って、光臨庭と名付けられたそうです。

これらの石は尾形光琳敷地内にあったものと伝わります。

籐むしろに葦簀の襖。夏の風通しを考えた、涼やかなお部屋の工夫。
もちろん、冬になると普通の襖と畳に戻されます。




力強い墨跡ですね。
刀剣と香炉もあわせて床の間に飾ってありました。


気持ちいいお部屋です。

これまたお宝をたくさん展示いただいていました。
中央は目玉の「新選組発注の刀」。島田魁が発注したという曰くつきの刀です。



カイフヤスヨシとカタカナで銘が刻まれたものは珍しいようです。


梁が立派ですね。


お重は本物。漆に金蒔絵の逸品です。

「おー、こんなに綺麗に」と係の方に喜んでもらいました(^-^)

町家の美、ですね。


何気ないところにも杉板を使って、おしゃれなお庭にしてしまうのが素晴らしいですね。

今年は暑い夏になっていますが、クーラーも効かせていただいていますので、
ゆったりくつろがせて頂きました(^-^)









毎年、夏のこの時期に行われております京の夏の旅、 通常非公開となってる建築や庭園などを特別に公開してくれる、ありがたいイベント。 その中の一つ、明治時代まで「万(よろず)や」の屋号で青物問屋を営んでいた、 旧家の生谷家住宅に行って来ました。 1.国の有形文化財。 老朽化が進んでいたのですが、近年綺麗に改修され甦りました。 2.格子の美学。 駒寄に出格子が魅せる京町家。 3.青物問屋。 今で言う所の流通業のようなもの。 4.びっしり!。 玄関くぐって振り...... more
