長刀鉾・宵（祇園祭2015）

　　 今年も行ってまいりました、長刀鉾。
祇園囃子が始まった鉾の中は、笛と鉦の音が響き渡りましたよ。





会所へやって来ました。
織田信長の書から取ったという「長」の文字。
これ、カッコイイですよね。


鉾の中へどうぞ、というご案内を受けて、ブリッジを渡ります。


中には既にお揃いの浴衣姿の囃子方さんが。


おや？演奏が始まるようです。
中にいてもいいですよ、とのこと。これはチャンスですね。


始まりました！
間近で笛の音、鉦の響く音が。
これが鉾の中での演奏の音なのですね。感動です。


真剣な表情で鉦を叩く子達。
お兄さんたちが横で指導します。こうやって受け継がれていくんだなぁと実感。


背中がまたカッコイイじゃないですかね。

せっかくなので動画も撮らせてもらいました。


鉦が裏返った一瞬に見えた文字。
こんな風に刻んであったのですね。


景文の「群鳥図」はいつも楽しみなんです。


屋根裏には星座が模られています。
むむ、複雑な星座ですね。


演奏が終わって談笑中。
これがお稚児さんたち、鉾の中の人が見る光景ですね。


今回、これを狙ってました。
残念ながら前側の鶴は演奏中だったので撮れずでしたが、
後方の孔雀、いきいきとしていますよね。これが撮れて大満足でした。
長刀を持っているのは三条小鍛冶宗近。刀鍛冶です。


会所の窓を額縁に。


鉾の中の次は、クーラーの効いたお部屋でゆったり祇園囃子を楽しませてもらいました。



そうなんです。
長刀鉾は女人禁制。
扉にこんな注意が書いてあります。
今年はうっかり乗った人がいたとか、いないとか・・・(^_^;)


こんな小さな子達もダメ～。
妹ちゃんは「えー、乗りたい～」と不満気でした（笑）


会所には昔の懸装品や鉾頭なども展示されています。


以前に着用された稚児衣装も。


7月5日の吉符入りも撮りに来ましたが、その「吉符」がお供えされていましたよ。


巡行は雨の中でしたが、見事立派に大役を果たされました。
おつかれさまでしたね。

お稚児さんはお位返しの儀を経て、普通の小学生に戻られます。