中小路家・御殿飾り・変わり雛(西国街道ひな人形巡り)
          
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中小路家のお雛様たち、一風変わったひな飾りもあります。
後編の今回は、今では見かけない「御殿飾り」などを中心にお届けします。

前編となる 中小路家・七段飾り・五段飾り(西国街道ひな人形巡り) はこちら





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まずは何とも歴史のありそうなお雛様。


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お内裏様も貫禄があります。


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立派な親王飾り。
箱も立派なので、こういう飾り付けをされていました。背景にされているお軸もひな飾り仕様です。


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こちらも美男美女の親王飾りです。


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そしてこちらは御殿飾り。
御所の紫宸殿を模して作られた御殿に、お雛様、お内裏様が飾られます。
菊の御紋がやんごとなきお方のお住まいを表しています。鯱まであるのはご愛嬌。
おそらく京都で作られたものではないようです。


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こちらも可愛らしいお雛様が収められた御殿飾り。
漆塗りも使われている逸品です。


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こちらは豪華絢爛な御殿飾りを上に据えた五段飾り。
子どもたちは宮中の雅な様子をこのひな飾りで想像して楽しんだのでしょうね。


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御殿飾りの中に三人官女までいるという賑やかな仕様です。


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こちらもきらびやか。
お人形は小さめですが、漆塗り、丹塗りを使った御殿は本当に見事な作りです。


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源氏枠飾りの親王飾り。
大正期のものだそうです。


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この枠飾り、屋根がないのです。
それは、こうやって上から覗くことができるように。
見たこともない御殿の暮らしを想像できる工夫ですね。


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御殿飾りは明治・大正期に京阪神で流行った仕様なのだそうです。
昭和三十年頃を境に、プッツリと製作されなくなったようです。
組み立て、片付けがとても複雑だったこと、流通の発達により、関東で主流だった
七段・五段飾りが京阪神にも浸透したのが原因のようです。


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こうして御殿飾りを保存してくださっているお陰で、
今もその美しき様子を見せていただけるのは嬉しいですね。


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さぁ、こちらは変わり雛。
海に流すのだそうですよ。
岡山県北木島の流し雛です。


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こちらは下鴨神社でもおなじみの流し雛ですね。
桟俵の上で微笑むお雛様。厄を移して流します。
上はお内裏様が左、下は右ですね。関東仕様と関西仕様、ってところでしょうか。


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こちらは奈良県南阿田の流し雛。
千代紙で織ったお雛様に大豆で頭をつけ、竹の皮の舟に乗せます。
寛永通宝の一文銭は渡り賃でしょうか。
こちらも厄を移して吉野川に流します。


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マトリョーシカ・・・ではなく、こちらもお雛様。木目込み人形です。
お内裏様は大石内蔵助のような凛々しさですね。お雛様もお顔立ちが可愛らしい。


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こちらも木目込み人形の立ち雛。
素焼きのお顔は芳山作との銘が。

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これも由緒ありそうなお軸。
五段飾りをお軸にしていますね。
浮世絵風の絵が素敵です。


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こちらのお軸の皆様も雅なお顔です。
見事ですね。


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最後に並んだ3つの御殿飾りを見て、中小路家をあとにしました。
by kwc_photo | 2015-03-05 21:38 | 京都(Kyoto) | Trackback
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