雲龍院・紅葉ライトアップ（泉涌寺塔頭）

　　 今年も行ってきました雲龍院。
静かに更けていく夜を楽しめる、素敵な空間です。

（※11月17日撮影）






泉涌寺山内は真っ暗。
そこを進むと、明かりが見えてきます。


灯籠に誘われてたどり着く雲龍院。


更に歩みを進めて庫裡へ向かいます。


「よぉ来たのぉ～」
龍の絵が迎えてくれました。


まず向かったのは色紙の窓。
本来はこのアングルですね。


でも、紅葉の染まり具合がイマイチなので、真正面から眺めましょう（笑）


今年はメインの大きなカエデの染まり具合が疎ら。
今年の各所の染まり具合もこのような木が多かったですね。


少し枝先の葉は散ってしまっています。
とはいえ、頑張って紅葉してくれています。ありがたし。


今年はお軸のライトアップもありました。
ここは綺麗にいけ花を飾ってくださっているのもうれしいですね。


廊下も仄かな明かりで誘ってくれます。


こちらは広々とパノラマ額縁が楽しめるお部屋。


ココにも立派なお軸といけ花が。


染まり具合が良ければ、この雪見窓のパノラマから見る紅葉は見事でしょうね。


徳川慶喜公寄進の灯籠。
菊の御紋に模られた砂の上に立ちます。


勅使門を眺める。
まるで滑走路のような・・・(^-^)


足元に気をつけながらお堂を回ると・・・


誰かに見つめられたかのような気がしてふと横を見ると・・・
入口の龍さんとまた目があいました。
さすが、眼力がありますね(^-^)


次にやってきたのはこのお部屋。


悟りの窓と迷いの窓がある、「悟りの間」。


お隣の「月窓の間」とつなげての額縁です。


この演出は素敵ですね～。
月窓の間の明かり。お軸の下に綺麗に三日月が現れました。


最後は新しく出来た坪庭。
仏様の形に見えるという石。
なるほど、影を見ると両手をあわせている横顔が・・・。


帰りも仄かな明かりに誘われて。

喧騒のライトアップが多い中、ゆったり、静かに楽しめた雲龍院の紅葉ライトアップでした。

※11月25日にてライトアップは終了しております。