旧岩崎邸庭園

　　 旧岩崎邸庭園。
東京へ行くと、必ず寄りたくなる場所なんです。




今回はお庭がメインではなく、建物内部の撮影がメイン。
以前は自由に撮影できたのですが、現在は禁止されています。
この日は、特別に撮影が許可された日となっていたので、出張帰りに立ち寄ってきました。
階段の踊り場に明かりを入れる窓、見事ですよね。
京都府庁旧本館もよく似た雰囲気がありますね。


まず入ったお部屋。
ピンク基調、でもシックなお部屋の天井、壁紙、カーテンの調和が素晴らしい。
そして、八角形なんですよね。


暖炉もあります。


圧巻はこのお部屋の壁紙。


金唐革紙（きんからかわかみ）と言います。
ヨーロッパでも壁紙に用いられた技法を、和紙を用いて再現しています。
実に豪華。


岩崎家の栄華がしのばれますね。


トイレ。これまた年代モノです。
刻印には「DOULTON & Co」の文字。そう、ロンドンの老舗陶器メーカー、ロイヤル・ドルトン社製です。


明治期の建物の雰囲気がすきな方にはたまらない空間。
光の取り入れ方もすてきですよね。


テラスに出てみました。
調和の採れたベージュ基調の明るいテラス。


影が美しい模様を描いていました。


さぁ、建物を出てみましょう。


岩崎邸には洋館だけではなく、和館もあります。
これまた半端無く立派な和室、そして前庭。
このデッカイ踏み石だけ見ても、桁違いの財力を誇っていたことがわかりますね。


洋館を外側から。
何とも立派な建物です。


そして、外に出てまず目につくのがこの建物。


何とビリヤード専用。
撞球室、というのだそうで。
下手な一軒家よりもよほど広いんですがね。


お庭にはクリスマスローズが満開でした。


最後は岩崎家の家紋に見送られて旧岩崎邸を後にしました。

この三階菱と、土佐の殿様、山内家の三つ葉柏の家紋を組み合わせてできたのが、かの有名な三菱のマーク。
いわゆる、スリーダイヤ、ですね。

三菱財閥の栄華を垣間見ることができた、旧岩崎邸庭園でした。