先笄 －とし夏菜－（宮川町 とし夏菜さん）

　　 ***　おめでとうございます　***



えりかへ（襟替え）を2/6に控えたとし夏菜さんを撮影させてもらえる貴重な機会をいただきました。


襟替えとは、舞妓さんから芸妓さんになることを言います。


そのおめでたい日を控え、ほんの短い間だけ結う髪型が「先笄（さっこう）」。
複雑な感じに見えますが、笄（こうがい）を引き抜くとハラリと解けてしまう髪型だとか。
襟替えの前日には、この先笄の元結にハサミを入れます。
つまり、地毛で結う舞妓最後の髪型。


黒紋付の正装に身を包み、松に鶴のおめでたい簪、そして、黒塗りのおこぼ。
とても貴重なお召し物の期間なのですね。


舞妓を卒業し、芸妓の道へ。
それは、大人になる覚悟なのでしょう。
とし夏菜さんの表情にも、そんな雰囲気が読み取れました。


本当に美しい・・・。


笑顔にも一層の気品が感じられます。


宮川町の路地へ。



凛とした表情がまた素敵です。


前を見つめるその瞳には・・・


芸妓という新しいステップでの夢や目標が見えているのでしょう。


駒屋さんの前にて。


舞妓さんから芸妓さんへの新たな一歩を踏み出されるとし夏菜さんを、これからも応援したいです。


一人の舞妓さんの人生の岐路。
そんな貴重な時間に撮影の機会を頂きました。
本当にありがとうございます。

とし夏菜さんのますますのご活躍をお祈りいたします(^-^)。