月下美人咲く

　　 昨夜、実家の月下美人が見事な花をつけましたので撮影に行ってきました。

昨年も満月に咲いたこの花。
やっぱり月下美人というだけあって、満月に合わせるように咲くのかな。






今回は咲き始めから見ることが出来ました。
蕾は紐がほどけるようにふんわりと開きます。


みるみるうちに開きます。
このくらい開くと、素晴らしい香りが漂い始めます。


今回はこのように５輪咲きました。

↓次から２枚は、マウスオーバーで花が開く様子を実感いただけます。





こんな感じで、実際見ていても花が開いていくのがわかるんですよ～。

花の中には大きな雌しべが一本、そして、無数の細い雄しべが。ここが香るんですね。
夜に咲く花なので、コウモリなどが花粉の媒介をするそうで、なるほど、コウモリ好みの甘～い香り。


これは翌日咲く蕾。
こんな大きな花が咲くのかな？というくらいの細い蕾ですが、これが一気に膨らみます。


この花、サボテン科なのです。
葉っぱを見てもらってもわかりますよね。
不思議なのは、この花のつき方。


わかりますか？
葉っぱの葉脈の端っこから、突然花芽が成長し、こんなに重たそうな花を咲かせるのです。


正面からも、横顔も美人。


随分開きました。
咲き始めが20:30頃、ここまで開くのに約2時間。
深夜３時頃から花を閉じはじめ、朝にはすっかり萎れます。

今回の５輪の全容。
一夜限りというのはとても残念なのですが、だからこそ美しいとも言えますね。


月に輝く月下美人。
なんとも不思議な、美しい花でした。