山鉾巡行2013(祇園祭)その3.油天神山~霰天神山
2013年 07月 23日
月鉾を中心に、油天神山~霰天神山までの巡行の様子をお届けします。
琴の名手、伯牙が、友人の訃報を聞き、哀しくも怒気を孕んだ表情で、目の前の琴を叩き割ろうとしている様子を表しています。
このことから、明治以前は、「琴破山」と呼ばれていたそうです。
釣竿を持った神功皇后のご神体人形が乗っています。
祇園祭の鉾の中でも、もっともノッポなこの鉾。
鉾頭はもちろんお月様です。
カブラと呼ばれる材木を車輪にかませ、角度を微調整しながら進みます。
やっぱり高いなぁ~!月鉾は。
稚児人形の中でもイケメンだということで知られます(^-^)。
綱を引く引き手さんに力が入ります。
月鉾も見事3回で辻回し成功です。
昨年復元新調されたメダリオン緞通も見事ですね。
動く美術館を堪能ですね。
こちらは月。逆側は太陽のもとで砂漠をゆくラクダが描かれています。
棒振り踊りをする子たちが、八坂神社に向かって一礼。
祇園唐草模様の四条傘鉾が行く様子はとても素朴ですが、味がありますね。
こちらも天神さんをお祭りしていますので、梅が飾られています。
鳥居の向こうに見える社殿は、檜皮葺の立派なもの。
京都は何度も大火に見舞われていますが、この山だけは一度も焼失していないんですよね。
雷除け、火除けに霊験あらたか、というお守りを、町の子供達が売ってくれる歌声はとてもかわいいんですよ。
この前懸はイーリアスの物語が描かれたベルギー製タペストリー。
私は、上村松園さんの美人画が好きなのですがね(^-^)。
松篁、淳之親子は鳥の絵が代表作です。
さて、次回は、菊水鉾~の巡行の様子をお届けします。