
風が強かった土曜日。
琵琶湖では、厳寒の芸術作品ともいえる、「飛沫氷(しぶきごおり)」が観測されました。
(※1月26日撮影)

朝8時。宇治・縣神社をスタート。
ボンネットには青空とともに、ムクノキ、銀杏の大木の枯れ枝が映り込んで面白い写真が撮れました(^^)。

琵琶湖を北上すると、湖岸に白い輝きが。
そう、これが飛沫氷です。

厳しい冷え込みに加え、強い風が条件のこの現象。
風によって起こされた波が湖岸で砕け、飛び散ったしぶきが草木につららを作るのです。

木々が一本一本、氷でコーティングされているような部分もありました。

魞(さかなへんに入る)をバックに。氷のナイフができていました。

岩場でしぶきが起きやすいところに木々があると、すごい飛沫氷が出来上がります。

櫛のような造形。

こんなにたくさんの飛沫氷ができている場所も。

打ち寄せる波に、飛沫氷が成長していく様子もわかります。

光で照らされると、氷の透明感が際立ちます。
でも、光が差すと、解けていくのがこの現象の儚さ。

青空のもと、琵琶湖のしぶきを浴びながら、この自然の芸術作品を楽しみました。

強い風に揺れる氷の姿は、まるでシャンデリアのよう。

いたるところにこの氷ができているので、湖岸沿いは光り輝くラインができているんですよ。

遠く対岸を臨みながら・・・
いい日に巡りあわせたものです。

氷の表情も、一つとして同じではないので、面白いですね。

長い部分は20cm以上もあろうかという、細長い氷たち。

折しも青空。
氷の表情も輝くというものです(^^)。

この場所は圧巻!
おびただしい数のつららが出来上がっています。
芸術作品だなぁ、これは。

ザバッ、と音がすると、強い風に乗って、しぶきが飛んでくるんです。
こうでなくては、飛沫氷はできませんからね~。

打ち寄せる波の荒々しさと、この氷の美しさ。
何ともいえない、自然の織りなす光景ですね。

年に数度しか起こらないこの現象。
目の当たりにできたシアワセ、おすそわけしますね(^^)。


