あだし野念仏寺に、鎮魂の火が灯されました。
鳥居本、化野。
京都で鳥辺野、蓮台野と並ぶ風葬の地であったこの地に、空海が建立した五智山如来寺が始まり。
入口石段を子供が駆け上がっていきました。
(このあと、この階段は千灯供養を待つ人の長蛇の列に。)
お師さんが石仏の間を歩き、鎮魂の読経をされてから、千灯供養は始まります。
小さな灯がともりました。
この後、たくさんの参列者によって、たくさんの蝋燭が石仏の合間に灯されていきます。
東日本大震災も起こった今年。
小さな手を合わせ、召された命の冥福を祈ります。
たくさんの灯火が輝きました。
多くの人々が、石仏に手を合わせ、火をともします。
ひとつひとつの灯火が・・・
千灯となって石仏に供されます。
揺れる炎に、祈りを込めて・・・
化野の夜は更けていきます。
この祈り・・・
それぞれの想いが・・・
届きますように。
小さな火に・・・
小さな祈りがこめられて・・・
化野の光となって輝きました。
東日本大震災により亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、化野に葬られたたくさんの御霊に思いを馳せた夜でした。