山鉾巡行・その4(郭巨山~放下鉾)
2011年 07月 24日


後漢の郭巨が、貧しさで三歳になる息子を養えなくなり、穴を掘って埋めようとしたところ、黄金の入った釜が出てきたという物語を由来としています。
そう聞いてこの山を見ると、意外とコワイ・・・(^_^;)
郭巨が鍬を持っているのは、もともとこの子を埋めようとしちゃっていたからなのですからねぇ・・・。

鉾頭はかなり高いですね。圧巻です。


謡曲「枕慈童」を基に作られた鉾です。
甘菊の葉に滴った露を飲んで、700年生き続けている少年がこの枕慈童なのだそうです。





見送りの孔雀図も見事。皆川月華の作です。

こちらの懸装品もみごとなベルギー製タペストリーなのです。



唯一のカラクリ山車、蟷螂山です。

右の鎌も動きます。
子供たちは大喜び。大人も大喜び(笑)

稚児人形のポーズが決まってますね。


彼のお名前は「三光丸」。日・月・星の三つの光が名前の由来だそうです。


皆川泰蔵氏が作成した「バグダッド」。見事な染織物ですね。
放下鉾の皆さんの背中には、三光を表すシンボルマーク。宵山まで鉾を彩るちょうちんにもついていますね。
逆さミッキーに見えるのは、私だけではないはず(笑)。
次回は、前祭残りの2つの巡行の様子をお送りします。







