
32の山鉾が連なる山鉾巡行。6番手からの続きです。

油天神山がやってきました。

やっぱりこちらも天神さん。梅が飾られています。

二つある傘鉾のうちの1つ、四条傘鉾です。

傘鉾は行列で祇園囃子の演奏や棒振踊りの演舞があります。

傘の模様は魔除けの七色の雲なのだとか。

お次は保昌山がやってきました。

和泉式部に求愛したい平井保昌が、御所の紫宸殿前の左近の桜ならぬ、左近の梅(平安期以前は梅だったそうな)を手折り、持ち帰ろうとする様を描いています。

「あっちぃなぁ~」
炎天下の行列、おつかれさん。

さて、お次の鉾は「月鉾」です。

辻回しも決まって前進開始。稚児人形は於菟麿(おとまろ)さん。月の兎にちなんだ名付けだそうな。
蛙股部分に顔を出している兎、見えますかね?

前飾りはメダリオン緞通。
インドのムガール王朝のものです。現在はレプリカがかけられています。

背中に輝く月鉾のエンブレム。

於菟麿さんは着物を前に垂らし、「太平の舞」を舞う稚児を表現しています。

動く美術品の月鉾。
蛙股の内側は円山応挙の筆「金地彩色草木図」。ちょっと見えにくいですが・・・。

見送りは皆川月華の染織繍「黎明図」。立葵がイキイキと描かれていますね。

突き抜ける青空に輝く月鉾の鉾頭。
晴天に恵まれた山鉾巡行、まだまだ続きます(^-^)。


