沙羅の花を愛でる会（妙心寺塔頭・東林院）

　　
沙羅双樹の花は、はかなきことが美しい・・・のです。

（※６月２７日撮影）




アジサイが出迎えてくれる東林院。6/30まで「沙羅の花を愛でる会」が開かれていました。



普段は非公開のお寺なのです。



沙羅は別名「夏椿」。
一日で咲かせた花を散らせるのです。



沙羅の花をかたどったおまんじゅう。中身は栗餡でした。美味。



お茶をいただいたら、沙羅の花を愛でましょう。



平家物語にうたわれた、「沙羅双樹の花の色」
・・・盛者必衰の理をあらわしていますでしょうか。



この儚さを愛でるのが和の心。
桜をこよなく愛する国民性にも現れていますよね。



真っ白の夏椿は、青々とした木々の葉の中で、一際輝いています。



そんな沙羅の花を愛でるために、たくさんの人が訪れていました。
これは奇跡の一瞬です(^-^)



奥にいるのは道祖神さま？それともお猿さん？
散った沙羅の花に囲まれていました。



中央左は樹齢300年と言われた沙羅の大木でしたが、数年前に枯れてしまいました。


でも、こうして十数本の若木の沙羅が、新しい景色を紡いでくれているのです。