緊急事態宣言の解除を受けて、どこかサツキの美しい庭園はないかなと考えたところ、ここが思い浮かびました。
今年は春の訪れが早く、諸々の花が少し早めの開花でしたが、なんとか咲き残っててくれた正伝寺。
静かにお庭と向き合うことができました。
(※6月6日撮影)
正伝寺へ。
この山門から空気が変わります。
お地蔵様に一礼して参道を上がります。
新緑のトンネルの向こうに見えてきたのが正伝寺の庫裡。
受付を済ませてお庭へ。
獅子の子渡しの庭、奥のサツキがなんとか咲き残っていてくれました。
このサツキの植え込みはまだ見頃ですね。良かった~。
というわけで、お堂の額縁でこのサツキを。
掛け軸構図でも。
曇り空でしたが、比叡山も見えました。
やはりこのお庭、借景の比叡山が見えるかどうかで印象が違いますね。
このサツキの植え込みは、右から七つ・五つ・三つが並んでいます。
奇数は「陽」の数字としておめでたいとされ、その中でも一と九の間の七五三は一際吉数。
このように七五三が盛り込まれたお庭、他にもありますね。
青々とした緑をバックに。
グッとアングルを下げて、白砂の波間に浮かぶようなサツキをイメージしました。
一休寺さんで昨年入選させていただいた「石のミルフィーユ」のオマージュです(^^)
あじさいも咲きはじめでした。
帰りもまたお地蔵様にご挨拶。
山寺の静かな雰囲気に心を落ち着かせる事ができた正伝寺でした。