ブログトップ | ログイン

花景色-K.W.C. PhotoBlog

京都・奈良を中心に、花と緑や紅葉の景色、そして時々舞妓さんを撮影しています


by Katsu

半夏生の頃(建仁寺塔頭・両足院)

  
半夏生の頃(建仁寺塔頭・両足院)_f0155048_23104030.jpg
今日は「半夏生」の日。
夏至から数えて11日目にあたる日で、雑節の1つです。
やっぱりこの半夏生の日には、両足院のお庭をお届けしたくなりますね。
(きっと同じ考えの人がいるはず(^^))

(※6月20日撮影)



半夏生の頃(建仁寺塔頭・両足院)_f0155048_23112692.jpg
両足院へ。
お気に入りの坪庭を通り、本堂へ。


半夏生の頃(建仁寺塔頭・両足院)_f0155048_23114266.jpg
目指すは書院前のお庭ですが、ここも見逃せない場所。
亀石のある池です。右側から突き出しているのが亀の頭で、この右側の築山(写っていませんが)が甲羅。
ここも美しく半夏生がカーブを描くんですよね。
今年はちょっと控えめの生育ぶり。


半夏生の頃(建仁寺塔頭・両足院)_f0155048_23115324.jpg
茶室方面を望む。
半夏生、まずまず、いい具合に色づいてくれています。


半夏生の頃(建仁寺塔頭・両足院)_f0155048_23121384.jpg
ドクダミ科の植物で、花の頃になると上部の葉っぱを3枚ほど白化させる不思議な花。
花が地味なので、虫寄せのために白い花に擬態しているのだそうです。


半夏生の頃(建仁寺塔頭・両足院)_f0155048_23124449.jpg
折しもピッカピカの晴れ。
雲が広がった瞬間を撮りましたが、このお庭、雨や曇りの方がよく似合います(笑)


半夏生の頃(建仁寺塔頭・両足院)_f0155048_23131387.jpg
ニョロっと出ている部分が本来の花。
今年は6/20の時点で、もう花はほぼ咲き切っていました。


半夏生の頃(建仁寺塔頭・両足院)_f0155048_23132067.jpg
花の満開に合わせて白化するため、咲き切ると今度は緑に戻っていきます。
奥の左側はもう戻りかかっていたそうで。
今年の白さのピークは昨日か今日ね、とお寺の案内の方がおっしゃってました。


半夏生の頃(建仁寺塔頭・両足院)_f0155048_23134473.jpg
人が減ったので、ドーンと額縁光景で。


半夏生の頃(建仁寺塔頭・両足院)_f0155048_23135164.jpg
実は、左右対称ではないけど、この額縁の方がお庭の中心かな、と思ったり。


半夏生の頃(建仁寺塔頭・両足院)_f0155048_23140663.jpg
次は一番左側の額縁で。
爽やかな白と緑のお庭。やっぱり夏のお庭としては毎年楽しみな場所です。


半夏生の頃(建仁寺塔頭・両足院)_f0155048_23142166.jpg
晴れすぎてること、花のピークが終わり、白さもちょっと物足りないこともあって、
今回はお茶席は遠慮いたしました。しかし、お茶席が別料金で1000円とは・・・
かつての倍ですね。上用饅頭の「半夏生」、美味しくて楽しみなんですが(汗)


半夏生の頃(建仁寺塔頭・両足院)_f0155048_23143129.jpg
最後は一輪挿しの半夏生を。
房のような部分が花なんですよ~。確かに地味ですね(笑)

例年、夏至の頃を目指して出かける両足院。
今年も美しい夏の庭を楽しませていただきました。
   にほんブログ村 写真ブログ 植物・花写真へにほんブログ村 写真ブログへにほんブログ村 写真ブログ 風景写真へにほんブログ村 写真ブログ 京都風景写真へ PVアクセスランキング にほんブログ村   
by kwc_photo | 2019-07-02 07:02 | 京都(Kyoto) | Trackback