花の宴、二曲目は祇園小唄でした。
おなじみの曲ですね。
さすがのお二人、円熟の域の祇園小唄でした。
後ろ姿から舞が始まります。
振り向きながら真っ直ぐに立ち上がります。
井上八千代先生は、この立つ所作、そして腰を落とす所作を厳しく指導されるそうで、
さすがお稽古の賜物、この瞬間からもう美しいです。
おなじみ「月はおぼろに、東山~♪」
この仕草、好きなんですよね~。
同じ箇所の相方さんの振り付けはこうなります。
舞妓さんと芸妓さんの場合は、芸妓さんがこの振り付けを担当されますね。
二人の振り付けの違いも見どころですね。
「霞む夜毎の かがり火に~♪」
「夢もいざよう 紅ざくら~♪」
このシーンもお気に入りです(^^)
「しのぶ思いを 振袖に~♪」
「祇園 恋しや だらりの帯よ~♪」
「夏は河原の 夕涼み♪」
「白い襟あし ぼんぼりに
かくす涙の 口紅も~♪」
「燃えて身を焼く 大文字♪」
「祇園 恋しや だらりの帯よ~♪」
一番のときとは、舞妓さんのポーズが異なりますね。
実佳子さん、すっかり芸妓姿がお似合いになられました。
「鴨の河原の 水やせて♪」
「咽ぶ瀬音に 鐘の声♪」
「枯れた柳に 秋風が♪
泣くよ今宵も 夜もすがら♪」
このシーンも私のお気に入りです。
「祇園 恋しや だらりの帯よ~♪」
一番のときと同じ振り付けですね。
「雪はしとしと 丸窓に♪」
この丸窓を表すような両手で描いた円から・・・
くるりと回りながら腰を落とすシーン、大好きです。
そして、名シーンです。
まるで絵画を見ているような。
そして、祇園小唄は大団円へ・・・
「祇園 恋しや だらりの帯よ~♪」
流れるように・・・
美しいお辞儀の姿勢におさまります。
本当に見とれる舞でした。
記念撮影コーナーにて。
笑顔をいただきました。
そして、ちょっと窓の外を眺めるようなポーズで。
眼福させていただきました。ありがとうございました。