天候がコロコロ変わった秋の修学院離宮。
上離宮へ上る前には虹も見える奇跡が起こりましたが、更に!素晴らしい光景が待っていました。
浴龍池の回りを歩く、魅惑の修学院離宮(紅葉)完結編、です。
(※11月19日撮影)
隣雲亭から下ってきて、浴龍池が見えた頃・・・
ポツリ、と雨が落ちてきました。
とは言え、お日様も見えていて・・・紅葉が輝きます。
千歳橋のまわりも紅葉が彩ります。
このカットを撮影していると・・・本格的に雨が振り始めました。
アングルを変えると、オレンジと黄色が彩る千歳橋に・・・
いやいや、結構な雨ですよ(^_^;)
こちらは立入禁止、ですが、紅葉が彩る細道。
ザーッときましたよ。
でも、向こうには夕日が。
天気雨の様相です。
窮邃亭下では散り紅葉が楽しめました。
千歳橋の鳳凰を撮ろうと上から・・・
写真にも線が映り込むほどの雨です(^^ゞ
反対側を見ると、青空に紅葉。
むむ、ここがお天気の変わり目なのか??
窮邃亭をぐるりと回ってくると・・・
西日がさして、雨が止みました。
浴龍池の一番奥は、蓮池になっています。
蓮池はすっかり枯蓮でしたが、松の合間に彩りを添える紅葉が綺麗。
舟屋も紅葉が彩ります。
雅ですねぇ。
そして・・・浴龍池の北側にたどり着いた頃、西に傾いたお日様のおかげで、池面に映り込みが。
そして、だんだんと青空が広がり始めました。
青空が映り込んだ水面があまりにも美しい。
西日の斜光線が浮かび上がらせる紅葉の色。
舟屋の向こうの光景がどんどんきらめいていきます。
紅葉が色を増して西日に輝きました。
青空と紅葉の山が見事に鏡面となった浴龍池に映りました。
奥には千歳橋も。
天地対称なこの絶景。後水尾上皇もご覧になったのでしょうか。
千歳橋の橋台(石橋)部分は1824年に京都所司代であった内藤信敦が、
屋形部分は、1827年に水野忠邦が寄進したと言われます。
後水尾上皇の頃には、この橋はなかったのですね。
土橋と舟屋も池に滲みます。
池の中島は「万松塢」と呼ばれます。
万松塢の向こうには隣雲亭。
これを絶景と言わずして、何と言いましょうか。
雨が降り出した時は、この光景は望めないと思いましたが・・・
たくさんの奇跡が重なって、美しい光景がたくさんみられた修学院離宮。
今年もやっぱり魅惑の離宮でした(^^)