今日も季節を遡って、5月の爽やかな三千院からお届けします。
桜、石楠花の終わったあとの三千院、実は花盛りなんですよ~。
(※5月14日撮影)
程よい曇り空の日に訪れた三千院。
このお寺はピカピカの晴れより、こういう天気が似合います。
客殿へ。新緑眩しいお庭には、赤い彩りが。
あ、緋毛氈じゃないですよ。左側です。
そう、ワンポイントでキリシマツツジが咲くんですよ。
額縁の中に赤。
聚碧園と言う名の通り、緑中心のお庭に、季節ごとに花が彩りを添える。
このお庭の四季折々の楽しみですね。
新緑越しに見る客殿。
このシーンにも赤が一点あるとアクセントになりますね。
円融房へ向かう廊下の額縁から。
緑に埋もれて目立たなかったのですが、ヒラドツツジもチラリ。ピンク色です。
宸殿へやってきました。
よく磨かれた床が清々しい。
往生極楽院をのぞむ有清園は苔も緑で、こちらも青々。
秋も楽しみになる青葉の美しさです。
朱雀門の朱色が緑の中で目を引いていました。
藤原期の様式(平安時代)とも言われますが、江戸時代の再建です。
わらべ地蔵さま、こんにちは。
青々とした苔のお布団に寝転んで・・・気持ちよさそう(^^)
ふたり寄り添い。
いい季節、ほっこりします。
あじさい園、金色不動堂へ続く石段は、この季節、大原菊で彩られます。
大原菊とは、ミヤマヨメナ。大原の人はこの花を大原菊と呼びます。
ミヤコワスレも一緒くたで大原菊と呼ばれているようですが、ミヤマヨメナの園芸種ですので、
実際にはちょっと違います。大原菊の方が色が淡くて優しい感じ。
観音堂前では、まだ牡丹も咲いていました。
ホントは4月末頃、石楠花の直後が見頃です。
朝の雨でしっとり。
ウツギの花も爽やかな白。
お、ここにもピンクのヒラドツツジが咲いていますね。
観音堂の回りには紅白のヒラドツツジ。
そして、キリシマツツジもまだ見頃でした。
この一本は、朝の雨で一気に花をちらしたんですね。
珍しい光景。真っ赤なキリシマツツジの絨毯でした。
かわいらしい白いキリシマツツジの丸い株。
あじさい園から茶店を見上げると、新緑とヒラドツツジの共演が見られました。
奥の院へ。
朱色の橋が新緑の中、鮮やか。
せせらぎの回りにも大原菊が可愛らしく花を咲かせています。
ギュッと咲き誇る大原菊。
大原の方がこの花を愛する気持ち、わかる気がしますね。
さぁ、帰ろ。
往生極楽院前はモスグリーンの鮮やかさが見事。
雨の後は、新緑も苔も素晴らしい青さですね。
爽やかな春の空気を感じながら巡った、三千院のお庭でした。