祇園祭2017 後祭会所巡り(八幡山・役行者山・鯉山・橋弁慶山)
2017年 08月 14日
巡行順の逆回り、今回は八幡山~橋弁慶山まで、山ばかりお届けします。
※北観音山、南観音山は後日、後祭の宵々山の様子でお届けします。
こちらは真木として松を飾られます。
巡行のあとは、松を短く切って希望者に配られるんですよ。
懸装品はやっぱり豪華ですね。
そう、八幡山といえば鳩さん。
巡行では、鳥居の上に対で飾られます。
古い方は左甚五郎作と伝わります。新しい方はこれを模して、2012年に新調されました。
中央の「神変大菩薩」と銘があるのが役小角(えんのおづぬ)。実在の人物です。
そして、鬼の形相の一言主神と、葛城神です。
真っ青に晴れ上がった空に鯉山の駒形提灯が美しく映えました。
こちらも左甚五郎作。
もう跳ねて飛んでいきそうな躍動感のある木彫りの鯉です。
中国、黄河の上流にあるという「龍門」。激流の難所です。ここを登ろうとする鯉の姿。
登りきった鯉は龍となって祀られたという・・・「登龍門」の語源ですね。
難関突破・出世開運にご利益のあるお守りも売っています。
今年は山一番のくじを引き当てて、縁起がいいですね。
私もちまき、ゲットしました。
先日、舁き初めの様子をお届けしましたので、この一枚だけにとどめますが、
会所では二階にこんな感じで二体の御神体人形が飾られます。
牛若丸と弁慶ですね。
各山鉾町で保存しているお宝の屏風を飾り付けして見せてくれます。
こちらは八幡山町にある「光琳百花図屏風」。
なんと円山応挙が尾形光琳の屏風絵を模写したものと伝わります。
「鵯越の逆落とし」と「屋島の戦い」を描いています。
銘はわかりませんが、やっぱりお見事。
床に敷き詰められているのは鍋島緞通、すごい値打ちのものだそうです。
北観音山のミニチュアが人気です。
右に「四季花鳥屏風図」、左に「浜松に鶴の図」です。左奥に少し見えるのは「壬生狂言図」。
坪庭が素敵です。
これだけでも絵になるなぁ。
また少し雰囲気が違って見えますね。
後祭で楽しめる屏風祭、見ごたえあるお宝屏風がいっぱいです。
全ては紹介しきれていませんが、ぜひ来年の楽しみにしていただければ(^^)