祇園祭2017 前祭山鉾巡行(完結編)
          
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前祭山鉾巡行、完結編です。
鶏鉾の辻回しを見た後、新町通を南下しました。






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鶏鉾がやってきました。
後ろに迫る山鉾も圧巻。


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蟷螂山、白楽天山、菊水鉾、放下鉾ですね。


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鶏鉾の曳き手さんに力が入ります。
これで辻回しのポジションまで進みます。


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さぁ、やってきました。
前の車輪に綱をかけ、曳き手さんが一列に並びます。


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音頭取りさんが4人乗って「エイヤラヤー!」
ギギギギギ!と鉾が45度回転しました。


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さぁ、二回目!
音頭取りさんも気合いが入ります。


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エイヤラヤー!
二回でキッチリ90度回りました。お見事!


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さぁ、次は新町通を南に向かって。


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たか~い鉾。
こうやって横から全容を見ると、本当にのっぽ。
鶏鉾が新町通に消えていってから、私も新町通りの南側へ向かって先回りしました。


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新町通では、ちょうど綾傘鉾の棒振り踊りを見ることが出来ました。


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後ろからやってきたのは蟷螂山。
人気のからくり山です。御所車の上に乗ったカマキリの鎌や羽が動くんですよ~。
子どもたちが「羽ひらいて~!」と声を揃えると、大サービスで羽が開きました。
そう、御所車の中で人が操作しているんですよ~(^^)
暑い中、おつかれさまです。


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蟷螂山の見送りは何とも極彩色。
人間国宝の羽田登喜男氏の「瑞苑飛翔之図」。友禅染なんですよ。


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先程辻回しを見た鶏鉾がやってきました。
稚児人形は唯一「無名」なんです。文久3年(1863)山口源ノ光好作と伝えられます。
面長であまり子どもっぽくないかも?
水引は「唐宮廷人物図」です。


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見送りはベルギー・ブリュッセル製のタペストリー。
叙事詩イーリアスより「トロイの王子と妻子の別れ」の一場面を描いています。
後祭の鯉山の見送り、胴懸と対をなすタペストリーで、重要文化財指定されています。
復元新調品で巡行しますが、本物は会所に飾られます。


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郭巨山がやってきました。
二十四孝の一人、郭巨の物語なのですが、儒教思想にもとづいています。
貧しかった郭巨は、老いた母と妻、子の四人暮らし。
食べ盛りとなった三才の子ども可愛さに、老母は自分は食べずに子どもに与えてしまいます。
郭巨は「子は再び得られるが、親は二度と得られない」と、子どもを埋め殺すことを
決意し、山へ・・・鍬を持って土を掘ると、黄金の釜が出てきて子どもは助かり、
貧しさから脱却できた、というお話。うーん、心境は複雑です(^^ゞ
親孝行のお話なんですが、三才の子どもちゃん、よくぞ殺されずに・・・と思ってしまいます。


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見送りは上村松篁氏下絵の綴織「都の春」。
緋桃をバックに万葉美人が描かれています。


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菊水鉾がやってきました。
稚児人形はその名も「菊丸」さんです。


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数ある山鉾のなかで、唯一、曲線状の唐破風屋根をつけ、翠簾(すいれん)を下げています。豪華ですね。
見送りは爽やかな緑が印象的な岩澤重夫下絵の「深山菊水図綴織」。
8年ぶりの登場だったようですよ。


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新町を下って、くろちくの前へ。
ここにやってきたのは岩戸山です。


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屋根の上には伊弉諾尊 (いざなぎのみこと)の御神体人形が飾られ、
鉾の中には天照大神(あまてらすおおみかみ)、手力男命(たぢからおのみこと)の御神体人形。
三体の御神体人形があるんですね。


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見送りは「日月龍唐子嬉遊図」の綴織。
上部に描かれた龍の左右に月と日がありますね。


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さぁ、クライマックスはやっぱり船鉾。
出陣の船、と言われます。


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「檄を飛ばす」の語源友いわれる想像上の鳥「鷁(げき)」が舳先に。
御神体人形は占出山、大船鉾と共通する「神功皇后」です。
前祭で出陣、後祭で凱旋する、という物語なのですね。


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船鉾が悠々と進みます。
やっぱり祇園祭は船を見ないと終われません(^^)
黒竹では舞妓さんの実佳子さんと朋子さんが手を振っておられましたよ。

というわけで、あちこち移動しての撮影となった前祭山鉾巡行。
すべての山鉾をお届けというわけには行きませんでしたが、
いろいろなアングルでお楽しみいただけたかな、と思います。

後祭は巡行が会議日・・・(^_^;)
というわけで、会所まわりと宵山の雰囲気だけですが、引き続いてお届けします。
by kwc_photo | 2017-08-04 06:04 | 京都(Kyoto) | Trackback | Comments(4)
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Commented by umi_bari at 2017-08-04 08:24
katsuさん、完結編の辻回しの、間近での新町通の巡行、
大迫力ですね、バグースです。
いつかは狙ってみたいですね、2021年になりますかね。
アラック、明日に前祭の23機、全部を投稿しようと思っています。
Commented by j-garden-hirasato at 2017-08-05 10:02
山鉾もいろいろな形があるんですね。
船鉾というのは、
初めて見ました。
「祇園祭は船を見ないと終われません」
地元の方にとっては、
そういう感じなんですね。
Commented by kwc_photo at 2017-08-05 11:59
>umi_bariさん
辻回し、今年は初めて新町御池でみましたが、意外と前に行列の人がきてしまったり、
報道がきたりするので、撮りにくいですね(^_^;)
今年は交通規制が変わってしまいましたが、正面から撮れればなぁと
言うところです。
2021年はまた人が多いでしょうね(^_^;)
Commented by kwc_photo at 2017-08-05 12:03
>j-garden-hirasatoさん
船鉾、初めてですか。これがやっぱりかっこいいんですよね。
ちなみに、祇園祭は船が隠れたメインなんです。
神功皇后の遠征と凱旋の物語なんですよ。
前祭は身ごもったまま遠征していく神功皇后を乗せた「出陣の船」。
これが船鉾です。
後祭では、凱旋をしてくる神功皇后を乗せた「凱旋の船」。
大船鉾の復活はとても意味があったのですよ~(^^)
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