祇園祭2017 前祭山鉾巡行(新町御池編)
2017年 08月 02日
さて、長刀鉾の続きと参りましょう。
辻回しも楽しめる新町御池。函谷鉾、月鉾の辻回しもお届けします。
平山郁夫画伯の「砂漠らくだ行」の「月」を見ることが出来ましたよ。
山が追い抜いていくわけですね。
というわけで、伯牙山が新町通りへ。
車輪に縄がかかり、車輪を引っ張る方向に竹が敷かれます。
音頭取りさんの掛け声とともに綱が曳かれ、滑りを良くするために
竹と車輪の間に桶の水をバシャっ!
後ろには鉾が続々とつづいてきていますね。
嘉多丸さんも誇らしげですね(^^)
老翁が芦を刈る姿。真松の枝には三日月が光ります。秋の夕暮れを表しています。
故あって夫婦別れてしまったことを悔やみ、難波の浦で芦を刈る老人。
「君なくてあしかりけりと思ふにもいとど難波の浦ぞ住みうき」
謡曲「芦刈」ではそこへ別れた奥さんが現れ、
「あしからじ、よからんとてぞ別れにし、 なにか難波の浦は住み憂き」
と詠み、手を携えて都へ戻るという、ハッピーエンド。
なので、会所で販売されるお守りは「夫婦和合、復縁、縁結び」なんですよ。
こちらは山伏山。
自分で傘をさしているのはこの山だけですね。
大峯入りをする山伏(浄蔵貴所)の姿を表しています。
天神様なので、やっぱり梅の花が飾られます。
ん~、報道さん、ぼーっと立つなら脇に避けてほしい・・・(^_^;)
謡曲「木賊」が題材。信濃国で木賊を刈る翁が、生き別れになった子を慕って舞を舞うという物語です。
先程の芦刈山と同じようなポーズですが、こちらは生き別れになった親子の再会の物語。
なので、「迷子除け」のお守りが会所で売られています(^^)
稚児人形は於兎丸さん。囃子方さんの揃いの鉢巻がピンクでかわいらしいですね。
おおお、裃姿の役員の方でブロックが・・・
先程の男の子たち、辻回しの最中にキャッキャしてました(^^)
がんばって荷車を押して巡行に参加していました。
未来の月鉾の担い手さん、よくがんばりましたね~(^^)
次回は新町御池から新町通を南下しつつラストの船鉾までをお届けします。