祇園祭2017 山鉾巡行(四条通編)
          
f0155048_13403516.jpg
長刀鉾のお稚児さんによる注連縄切りが終わったら、巡行の始まりです。
四条通でいくつかの山鉾を見てから新町御池に移動しました。
今日は四条通での巡行の様子をお届けします。







f0155048_13403844.jpg
山一番を引き当てたのは占出山。


f0155048_13404527.jpg
神功皇后が戦勝祈願のために鮎を釣って占った故事にちなみます。
水引の三十六歌仙図は刺繍なんですよ。胴懸は日本三景の厳島神社、宮島、天橋立が描かれます。


f0155048_1340515.jpg
神功皇后、釣り上げた鮎を持っていますね~!
占出山が早い順番を引き当てたその年はお産が軽いといわれるんですよ。
いい子がうまれますように(^^)


f0155048_13405450.jpg
山二番は孟宗山。


f0155048_13415142.jpg
雪の中、あるはずもない筍を探し回る孟宗の姿。
病気のお母さんに食べさせたかったんですね。


f0155048_13415394.jpg
見事筍を見つけて満足げな孟宗さんです。
別名「筍山」。「たけのこの里」ではありません(笑)


f0155048_13434934.jpg
孟宗山の全景。
胴懸は平山郁夫画伯の「砂漠らくだ行」を原画とした西陣織の綴織。
2010年に新調されましたが、平山郁夫氏は完成を見ずに2009年にお亡くなりになっています。


f0155048_13423255.jpg
こちらは「日」。
太陽に照らされながら砂漠を征く様子です。
逆サイドは「月」。夜の砂漠を征く様子を描いています。


f0155048_13424558.jpg
山三番の霰天神山がやってきました。
前懸は16世紀頃作製されたベルギー・ブリュッセルの毛綴で、イーリアスの物語が描かれています。
※現在は2009年復元新調品で巡行しています。


f0155048_1342482.jpg
霰天神山には火防せ、雷除けのご利益がある天神様が祀られています。
14世紀の京都の大火の際に、季節外れの霰が降り注いで猛火を消し止めたという言い伝えと、
その際に一緒に降ってきたという天神像をお祭りしたということからこの名前がついています。


f0155048_13441499.jpg
胴懸には上村松篁画伯の「白梅金鶏図」です。
反対側には上村淳之画伯の「銀鶏図」。親子共演の胴懸なんですね。


f0155048_13425950.jpg
さぁ、函谷鉾の幟がやってきました。


f0155048_13442030.jpg
こちらも見事な前懸。
先程の霰天神山同様に、16世紀にベルギー・ブリュッセルで作製された毛綴。
旧約聖書の創世記「アブラハム子イサクの嫁選び」の場面が描かれています。
稚児人形は嘉多丸さんというお名前がついています。
モデルとなったのは左大臣一条忠春の子、実良さん。
生稚児として函谷鉾に乗る予定だったのに、実現しなかったのだとか。


f0155048_13444167.jpg
長刀鉾が辻回しをする間、しばしの休憩です。
曳き手さんの揃いの笠と「函」の文字の入った背中がかっこいいですね。


f0155048_1345373.jpg
さぁ、音頭取りさんの扇がかえりました。
この扇の文字も函の文字をモチーフにしたマーク。あ、浴衣のマークもそうですね。


f0155048_1345157.jpg
エイヤラヤー!
曳き手さんに力が入ります。


f0155048_13455269.jpg
ギギギ、と動き出す函谷鉾。
大きな車輪が真横を通っていきます。
揃いの浴衣を着た囃子方さん。カラフルな帯飾りと下げ緒が何とも雅です。


f0155048_13463847.jpg
続いて山四番、伯牙山がやってきました。


f0155048_13465526.jpg
伯牙山は別名を琴破山(ことわりやま)と言います。
琴の名手であった伯牙が、自らの音楽の理解者であり、友人であった鐘子期の死の知らせを聞いて、
斧で琴の弦を断ち、以後、琴を弾くのをやめてしまったという故事にちなみます。


f0155048_1348323.jpg
斧を手に、悲壮な顔で愛する琴の前に立つ伯牙の姿です。


f0155048_13485086.jpg
四条通で行列を見たのは伯牙山まで。
最後は移動の途中に月鉾の稚児人形、於菟麿(おとまろ)さんを撮影。
明治時代の作だそうですが、130cmほどもある、稚児人形の中では長身の子なのだそうです。


f0155048_13491470.jpg
高倉通のスキマから。
月鉾が悠然と進む姿をとって、新町御池に移動しました。
by kwc_photo | 2017-07-27 06:27 | 京都(Kyoto) | Trackback | Comments(6)
トラックバックURL : http://kwcphoto.exblog.jp/tb/27994336
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by j-garden-hirasato at 2017-07-27 06:34
これだけ多くの山鉾が登場してくると、
それぞれ個性的なものばかりで、
何を撮ったらいいのか、
訳が分からなくなりそうですね(笑)。
Commented by umi_bari at 2017-07-27 09:14
Katsuさん、臨場感のある四条通りの山鉾巡行に
バグースです。
アラック、初めから辻回しは諦めて最後までここで
撮りました。昨年は少しで帰りましたが、今年は
船鉾まで全部撮ってから新幹線に乗りました。
Commented by kwc_photo at 2017-07-27 23:22
>j-garden-hirasatoさん
前祭は山鉾の数も多いので、たしかに目移りしそうですが、
実際には順番に規則正しく来るので、じっくり撮れます(笑)
事前にひとつひとつの山鉾の謂れやら見どころを予習して
おくと、すごく楽しめますよ。
Commented by kwc_photo at 2017-07-27 23:22
>umi_bariさん
今年は全部見てから帰られたんですね。良かった~。
辻回しは河原町四条は激戦ですからね。
新町御池も今年は規制の方針が変わって、少し混乱しました。
なかなか難しいものです(^_^;)
Commented by 雪だるま at 2017-07-28 05:39 x
四条通
道路改修で狭くなった分
見学が楽になったほか
巡行が間近になりましたね
Commented by kwc_photo at 2017-07-28 12:14
>雪だるまさん
確かに道の幅がない分、鉾は近い気がしますね。
雨が降ると悲劇なんですが・・・(経験者)
アーケードが歩道の途中までしかないので、歩道最前列で見ていると、
アーケードから雨がドドドッと落ちてきます。滝行のようですよ(笑)
名前
URL
削除用パスワード
    
<< 花盛りの梅宮大社・サツキの頃 花盛りの梅宮大社・キリシマツツジの頃 >>