半夏生の庭(建仁寺塔頭・両足院)
          
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今日は夏至から数えて11日目。雑節の「半夏生(はんげしょう)」にあたる日です。

そんな日にお届けするのは、建仁寺塔頭 両足院の「半夏生の庭」です。

(※6月21日撮影)



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両足院に到着。しっとり雨に洗われた前庭。


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2017年7月2日。七十二候では夏至の末候「半夏生(はんげしょうず)」。
この時期に美しく白く色づくのがドクダミ科の花、半夏生です。

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雨の平日に訪れたおかげで、人はゼロ。
のんびりとお庭を楽しみましょう。


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例年、夏至の頃を狙って訪れるこのお庭。
この日はぴったり夏至の日でした。雨の予報が重なったのはラッキー。


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そのくらい、雨が似合う花、半夏生。
苔も青さを取り戻し、夏のお庭らしい雰囲気。



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白く見えるのは葉っぱが変色した部分。
花はホントに地味なんですよ~。

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茶室が見える場所から。
左が織田有楽斎の建てた名茶室、如庵の写し「⽔⽉亭」。
右がこれからお茶をいただくお茶席がある臨池亭です。


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さぁ、外庭を歩かせていただきましょう。
こちらは以前の両足院への入口。
砂庭と踏み石、そして松などの常緑樹で美しいお庭となっています。


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円窓から見える光景も松と苔の緑一色。


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先程の前庭を別アングルから。


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茶席への道を歩いてくると、先程の書院を見下ろせる場所に来ます。



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お庭の池は鶴の形を模しています。縁取りのように白く輝く半夏生。


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雨模様だったので、庭石も濡れて艷やか。
いや、滑りますからね。ご用心ですよ(笑)


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半夏生は不思議な植物。
地味な花では花粉を媒介してくれる虫たちを呼び寄せられないと考えたのか、
花の近くの3枚の葉だけが、花の時期に白く変色します。


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なので、まるで白い花の様に見えるんですね。
葉っぱや、お庭の苔の緑とあいまって爽やかな夏の庭を演出してくれます。


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半夏生とともにお庭に植えられているのはサツキやモミジ。
サツキは少し花が残っていました。


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ニョロニョロっとしたのが花なんですよね。
白い部分はよく見ると葉っぱです。花の時期が終わると、また緑に戻るという不思議。


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数寄屋門をバックに、池の畔を半夏生が囲みます。
前夜の強い雨で倒れた半夏生を、お寺の方が池に入って立て直してくださっているんです。
ありがたいことですね。


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石灯籠と蹲。
苔も雨をうけて嬉しそう。


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さぁ、臨池亭にてお茶をいただきましょう。


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お茶席からの眺め。
こちらからの光景が好きなんですよね~。


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お茶菓子をお出しいただきました。
もう有名になっていますね。この時期限定の月星紋入りおまんじゅう「半夏生」です。
普通は手でいただくおまんじゅうなんですが、後述する理由で黒文字をつけていただいてます。
生地が黒文字に張り付かないよう、少し濡らしていたいているという心遣いまで。


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おまんじゅうをいただきながら眺めるお庭、最高ですね。


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さぁ、お茶が来ました。
いただきましょう。


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おまんじゅうが半夏生と名付けられている理由はこちら。
うぐいす餡なんですね。白い生地と緑の餡で、半夏生を模しているんです。
こうやってきれいにカットして写真を撮る方が多いので、黒文字をつけていただいてるんですね。


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松と半夏生。そして数寄屋門。


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このお茶席から見える光景、大好きです。


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いい香りがすると思ったら、石橋のところにはクチナシが満開でした。


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再びお庭におりて半夏生を楽しみます。
おや、雨もやみましたね。


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傘もいらなくなり、雨粒が落ちなくなった水面は水鏡に。


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濡れた敷石と相まって、艶めく半夏生のお庭。


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数寄屋門からの額縁ショット。


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本当に半夏生がよく似合うお庭です。


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爽やかな白。
夏のお庭にぴったりです。


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まだサツキがポツポツ咲き残ってくれていました。
まぁるいフォルムがかわいらしい。苔も緑がいいですね。


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再び、本堂脇の廊下から。
もう一度書院からの眺めを楽しみたくなりました。


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書院に飾られていた一輪挿しも半夏生。


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俯瞰でお庭を眺める。
おや、また雨が降ってきましたね。


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雨で生き生きとする半夏生と苔。
やっぱり雨の日に来られてラッキーでした。


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格子戸越しに。


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こうやってファインダーを覗いているうちに、
もしやこの位置からの方が額縁としてお庭がきれいに写るのでは?
と気が付きました。


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人が切れるのを根気よく待ちます(笑)


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さぁ、無人タイム。
やっぱり半夏生の広がりがきれいに写ります。


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よく見ると、ここが2つのお部屋を仕切るふすまの位置なんですね。

広い額縁ショットで美しき半夏生の庭を堪能できたところで、そろそろ出勤タイム。
午前半休で2時間のんびりさせてもらった、両足院さんでした。
by kwc_photo | 2017-07-02 06:14 | 京都(Kyoto) | Trackback(1) | Comments(12)
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Tracked from Deep Season  at 2017-07-02 09:09
タイトル : 半夏生咲く両足院
半夏生の庭... more
Commented by deepseasons at 2017-07-02 09:08
おはようございます。
ええ日に行かれましたね。 
私が行った日は苔が茶けていたので、いかにフレームに入れないかで苦労しました(笑)
最初、うん? 「黒文字」?と悩みましたが、楊枝ですね。
私は、そのままパクッと食べてしまったような気がします。
Commented by umi_bari at 2017-07-02 10:13
半夏生咲く両足院さん、雨で無人になりましたか、
贅沢な時間になりましたね、お菓子も同じ色とは
嬉しくなりますね、バグースです。
Commented by pengini at 2017-07-02 13:21
こんにちは。
雨の平日で無人とは羨ましいです。
私も休日に行きましたが、両足院の後に行ったので鈴なりでした。^^;
本日が半夏生ですね。早くUPしないと行けませんね^^:
美しい写真のおそそわけありがとうございます。
Commented by miyakokoto at 2017-07-02 17:02
長らくのご無沙汰でした<(_ _)>
半夏の頃に咲く半夏生・・・見に行きたかったですが、
此方で魅せて頂き嬉しいです。
ゆっくり頑張って行きますので宜しく御願いします。
Commented by k.t at 2017-07-02 19:43 x
こんにちは。両足院でご一緒させていただいた者です。
お帰りになられた後、団体さん数十名がいらっしゃったので、私達も帰ることにしました^^;

またどこかでお会いした際には、宜しくお願いしますm(_ _)m
Commented by kwc_photo at 2017-07-03 20:29
>deepseasonsさん
黒文字、ご存じなかったですか。
おまんじゅうについてくる事が多い、ちょっと立派な楊枝ですね。
黒文字という硬い木をつかったことからこの名前がついてます。
小さなおまんじゅうなので、手でパクっといくものだそうですが、
きれいにカットできるように、黒文字をつけてます、と説明を
いただき、さらには生地が黒文字につかないように、ちょっと
湿らせてあるんですよ~、と裏話を聞かせていただいて感激しました(^^)
Commented by kwc_photo at 2017-07-03 20:29
>umi_bariさん
雨だからか朝の出足が鈍かったようで、10時前には私一人しか
並んでいませんでした。
ご厚意で5分早い開門だったので、それもあって10分以上独り占め。
お茶席ものんびり。もう一組こられたので20分以上おしゃべりして
しまいました(笑)
半夏生のおまんじゅう、洒落てるでしょ~(^^)
Commented by kwc_photo at 2017-07-03 20:29
>penginiさん
夏至の日狙いで半休とったんですが、雨がおまけについて
きてラッキーでした。
ここはこの数年大人気になってしまって、ホントに平日
じゃないと写真にならない感じがしています(^_^;)
また両足院の記事アップされるのを楽しみにしていますね。
Commented by kwc_photo at 2017-07-03 20:29
>miyakokotoさん
お久しぶりです~。
半夏生のお庭、6日まで公開していますよ(^^)
毎年楽しみにしているお庭です。

お体の調子はいかがですか?
ご無理はなさらず、ホントにのんびり構えてがんばって
くださいね。
Commented by kwc_photo at 2017-07-03 20:29
>k.tさん
あ、先日はどうもでした~!
あの後に数十名の団体さんですか(^_^;)
ということは、あのしばしの無人タイムは奇跡ですね(^^)
ラッキーでした。ねばった甲斐がありました。
またどこかでお会いしそうですよね。
今後ともよろしくお願いいたします。
Commented by 雪だるま at 2017-07-04 05:58 x
こちらの季節公開が始まったばかりの頃
ガイドの方が、「半夏生というのは京都人でも知ってはる人はほとんど居らしません」
と仰っていたのを思い出します

二十四節季で唯一、草花の名を冠した日
こちらの風景は実に味わいあって
ちょうどいい日にいい映像、羨ましいですね
Commented by kwc_photo at 2017-07-04 19:55
>雪だるまさん
半夏生って、実は地味な花ですもんね。
あの花をお庭に一杯咲かせて、見事な夏の庭にされた
両足院さんのセンスが素敵です。
例年、早い遅いはあるんですが夏至を基準にして撮影に
出かけています。そして半夏生の日にアップ!です(^^)
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