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花景色-K.W.C. PhotoBlog

京都・奈良を中心に、花と緑や紅葉の景色、そして時々舞妓さんを撮影しています


by Katsu

花灯明(西本願寺)

  
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西本願寺ではこの春、伝灯奉告法要の第8期~10期の間、「花灯明」と題して、
初めての書院夜間拝観を含むライトアップが行われました。

そろそろ始まったかな?と思って出かけたのが、たまたま初日、でした(笑)
一日早かったらアウトでしたね。ちゃんと調べていかなくちゃ(^^ゞ

書院は撮影禁止でしたが、今回はなんと飛雲閣が撮影可能でした。
その様子も含め、お楽しみください。

(※4月25日撮影)






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塀沿いを歩きます。
この美しい光は・・・今日は開催している感じですね(^^ゞ
ちゃんと調べないで来てしまいましたので・・・


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唐門は見事な極彩色の造形美。
ライトアップされて、一層重厚さが強調されていました。


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整理券制でしたが、並ぶこともなく入場。
さすが初日(笑)
まずは書院に向かうのですが、こちらは撮影禁止。
でも、見事なお部屋、そして、そのお部屋を照らし出すライティングにうっとりでした。

で、書院を抜けて次に入るのが飛雲閣。
秀吉の造営した聚楽第の遺構と伝わります。


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この建物は、従来撮影禁止でしたが、この度、7月からの修復工事がはじまります。
しばらく見られなくなることもあってか、撮影OKということで、嬉しい限り。


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池に映り込む様子も幻想的。


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三層の楼閣は、左右対称ではありません。
上に建物がない部分が秀吉の居室だったと言われます。
自分の上を人が歩くのを嫌った、秀吉らしい考えですね。
大徳寺の山門上に自分の木像を置いた、という咎で千利休を切腹に追い込んだ、という説も、
木像といえども、自分の上に立ったということが許せなかったということだそうです。


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二層目には三十六歌仙が描かれています。
平成八年に修復が完成したこの絵は、正面からは6人しか見えませんが、
内部側も含めて三十六歌仙が全員描かれているんですよ。


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東屋と新緑。
ライトアップの雰囲気がいいですね。


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飛雲閣を抜けると、これまた極彩色の鐘楼が待っています。
ライトアップされた鐘楼、ブルーモーメントの空に浮かび上がってとても美しい。


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塀際には竹で作られた灯りのモニュメントが。


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竹に彫られた幾何学模様からあふれる光。


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最後は御影堂へ。
ライトアップされた姿は、まさに威風堂々。


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重厚かつ巨大な建造物が、闇夜に浮かび上がって何とも荘厳。


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逆さ銀杏の新緑も見事でした。


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最後は花灯明を記念したモニュメントがお見送り。


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美しい夜の西本願寺を堪能できた「花灯明」でした。
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by kwc_photo | 2017-06-02 06:02 | 京都(Kyoto) | Trackback