掲載が延び延びになっていますが、4月16日の平安神宮例大祭翌日祭の様子、お次に登場は祇園甲部の皆さんです。
清乃さん、市晴さん、まめ衣さんの三人が二曲舞ってくれました。
祇園甲部は二人の地方(じかた)さんが生演奏。
幸苑さんです。
そしてだん佑さん。
舞妓さん三人も入場して、祇園小唄の始まりです。
聞き慣れたこの曲。
三人がシンクロする部分と・・・
それぞれの動きをするシーンが見どころです。
袖で表情を隠すシーンもそれぞれですね。
お決まりの「だ~ら~り~の、帯よ~」のシーン。
パチっとキマると本当に美しい。
夏は河原の夕涼み~
二番の「だ~ら~り~の」は一番とは逆。
センターの清乃さんがポーズし、両側の二人がそれを指し示す形。
祇園小唄は引きで三人のフォーメーションを中心に撮影しました。
さて二曲目。春雨です。
まめ衣さん、いい表情です。
扇を用いた舞。
ピリっとした表情は井上流独特です。
清乃さん。
すっかりお姉さんになられましたね。
市晴さんも気がつけばもう年長舞妓さんの仲間に。
まめ衣さんは2月8日で丸一年を迎えられ、簪のブラが取れ、上紅を挿しました。
とても美しく成長されましたね。
まめ衣さんの正面に座っていたこともあって、見惚れてしまいました。
しかし、本当に舞が上手です。
姿勢、表情ともに絵になります。
扇をもってクルリと・・・
帯と袖がふわり。
清乃さんも初めてみた頃は仕込みさんでした。
現在はもう上から三番目の年長舞妓さんです。
市晴さん、目元涼やかです。
ちょっとまぶしかったかな(笑)
やっぱりまめ衣さん特集です。
応天門をバックに堂々たる舞。
袖の隙間にチラリと見える目の表情。
自信にあふれていますね。
これも毎日のお稽古のたまもの。
このまま日本画になりそうなくらい、絵になっています。
良いポーズ、そしていい表情です~。
気がつけば、ファインダーでまめ衣さんばかり追いかけてました。
ひとつひとつの所作が美しく、そしてキレがあり・・・
見ている観衆を魅了する見事な舞でした。
スッと伸びる右手の線の美しさ。
ひとつひとつの振り付けに忠実なうえに、すでに舞の雰囲気を纏っておられるように感じます。
「春雨」は恋の歌。
「私や鶯、主は梅~♪」
小鳥でさえも、ねぐらは一つと決めないけれど、私はあなたに決めているの、という意味の歌詞。
年季が明けたら、一緒になろうね、という、憂いや切なさを帯びた端唄です。
立ち姿の佇まいの良さが光ります。
表情も素敵。
まだ17歳。すでに色気を表現できるというのはスゴい。
袖を合わせて・・・
指折り数える切なさですね。
祇園甲部の皆さんによる、祇園小唄と春雨。
堪能させていただきました。
お帰り際に。
衣ちゃん、ちゃんと見つけてくれて、素敵なスマイルくれました。
ええ子やなぁ~(^-^)
清乃さん、市晴さん、まめ衣さん、お疲れ様でした。