やっと桜本番!
糸桜が咲き始めました。
人知れず、今シーズントップを切って満開になったのは、長建寺さんの糸桜。
誰も来ない境内で独りお花見を楽しみました(^-^)
(※3月30日撮影)
特徴ある竜宮門が見えてきました。
伏見のお寺、長建寺さんです。
竜宮門をくぐると、春の花である山茱萸の黄色が目に飛び込んできます。
本堂にお参りして振り返ると、左手に満開の糸桜が。
京の桜守、佐野藤右衛門さんが手がけたしだれ桜です。
京都市街地の桜が足踏みするなか、いち早く満開を迎えたのがこの桜でした。
青空にたわわに付いた花を揺らすしだれ桜。
傍らにはもう一本糸桜が。
メインの桜と同じ樹齢だそうですが、こちらは背丈も小さく、可愛らしいしだれ。
しだれ桜に包まれるようにして建っている歌碑は、高浜虚子の句。
「花人の落合ふ駅や中書島」とあります。
枝ぶりも随分老いてきましたが・・・
こうやって季節が巡ってくると元気に咲いてくれるのがうれしいですね。
今年はなかなか糸桜やソメイヨシノが咲かず、寂しかったので、
この桜の満開は「待ちに待った」感がありました。
ギュッと咲いた桜の花たち。
お日様に照らされてキラキラ。
ぼんぼりともよく似合います。
見上げると枝が細くて危なっかしいくらいの老木ですが、大切に育てられていますね。
本堂をバックにしだれる桜。
小ぢんまりとした境内にパッと明るさを運んでくれる、可愛いさくらです。
小さい方のしだれ桜も、精一杯花をつけて春を喜んでいるようでした。
いい香りがすると思ったら、隅っこにたくさん咲いていた沈丁花。
本堂にお参りし、山茱萸のトンネルを通って帰りましょ。
京都の糸桜・ソメイヨシノの先頭を切って満開となってくれた長建寺の糸桜。
まさに一番乗りの桜に一番乗りできた朝でした(^^)