いよいよ修学院離宮の紅葉もクライマックスに入っていきます。
上離宮、隣雲亭の紅葉、すばらしい紅でした。
(※11月23日撮影)
御馬車道を登りきると、山がすぐそばに迫ります。
少し散りかかっていましたが、紅葉が待ってくれていた入口。
そう、この門こそが上離宮への魅惑の扉。
扉の上部にも後水尾上皇が好んだというひし形を意匠化した透かし模様が。
ここは石段を登っていきます。
浴龍池が見えてくるとテンションがあがります(^-^)
そして、見上げると・・・
真っ赤な紅葉が目に飛び込んできました。
この紅のピーク感!
これが見られただけでも来た甲斐あります。
そして隣雲亭から見下ろす浴龍池と紅葉。
青空も出て見事です。
いやぁ、この赤がもう一度見たかったんです。
赤い鞍馬石と黒い鴨川石が一つ、二つ、三つと組み合わされた「一二三石(ひふみいし)」が
隣雲亭の三和土(たたき)に施されています。
眼下の紅葉はすでに晩秋光景です。
そして、遠くに見える京都市内の町並み。
隣雲亭というだけありますね。
浴龍池には青空が映り込み、そして紅葉が彩りを添えています。
手前の大刈込は三段、5mという大きなもの。
複数の植物を組み合わせてあるという凝ったつくりです。
見上げる紅葉。
やはりこの赤が上離宮のクライマックス。
少し葉の量が少なめでしたが・・・
早くもこれだけ散り紅葉になっていたからなんですね。
青空も濃くなって、本当に美しい上離宮の記憶となりました。
隣雲亭の名残りを惜しみつつ、浴龍池へ降りていきます。
上も下も紅葉にそまる中を進みます。
滝見燈籠を赤、オレンジ、黄色の紅葉が包み込みます。
見上げるとこんな感じ。
上離宮を彩る紅葉はまさに秋色総集編でした。
次回、ラストは浴龍池編をお届けします。