今年の京都の新名所と言えばこちら。
下鴨神社の南にある旧三井家下鴨別邸です。
真っ赤な紅葉が出迎えてくれましたよ。
(※11月17日、12月11日撮影)
旧三井家下鴨別邸は平成23年に重要文化財指定されました。
大正14年に木屋町から移築された明治期の母家に玄関棟などを増築して完成したものです。
瓦には三井家の家紋が。
さぁ、まだ見ぬお部屋へ・・・
素晴らしいしつらえですね。
ガラス窓が並ぶこのお部屋からは、お庭がキレイに見えます。
窓に苔や松などの緑が映えます。
石燈籠と棗型蹲が見える立派なお庭。
三井家の優雅な生活がしのばれます。
苔庭の広がり。素晴らしいお庭です。
苔庭に配置された踏み石が描く模様も面白いですね。
建物全景。
三階建ての主屋は二階が茶室として貸し出されています。
堂々とした手前の太い幹はムクノキ。
随分高いところまで枝打ちをしてあって、何とも特徴的です。
三階には望楼が設けられ、お庭を見下ろすことができるほか、鴨川や東山の山並みを眺望できます。
※二階、三階は特別公開時のみ見学可能。
独特な外観は一見の価値あり。
入口で出迎えてくれた紅葉が後ろに見えますね。
お庭からお部屋を眺める。
床の間や棚のしつらえも落ち着いていますね。
室内も含め、本当に保存状態がよく、見ごたえある建物でした。
坪庭の蹲も趣があります。
最後にお庭を窓越しのパノラマビューで見て、旧三井家下鴨別邸を後にしました。
外壁を超えてくるような見事な枝振りの紅葉。
この紅葉は色づきもよく見事でした。
お庭の方の紅葉はそろそろ見頃かな。
そう思って再訪したのは12月11日。
この日も塀から溢れてくる紅葉は見事な色づき。
お部屋から見るお庭に、紅葉の彩りが入りました。
おや、黄色も見えます。
どうやら銀杏が黄色い絨毯になっている様子。
色づいた紅葉をバックに、銀杏が苔庭にたくさん散っていました。
池と紅葉越しに邸宅を望む。
青空が池に映り込んで美しい。
池に散った銀杏と青空もいい色合いでした。
朝日が差し込むお部屋に再び。
窓を開けていただきました。
清々しい秋の庭。
晩秋の旧三井家下鴨別邸は秋色と朝の光に彩られ、とても美しかったです。