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花景色-K.W.C. PhotoBlog

京都・奈良を中心に、花と緑や紅葉の景色、そして時々舞妓さんを撮影しています


by Katsu

梵燈のあかりに親しむ会・2016(東林院)

  
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今年も行ってきました、妙心寺塔頭、東林院で行われる「梵燈のあかりに親しむ会」。
電気による明かりは最小限、梵燈に灯された蝋燭の灯を楽しめる会です。

※今年の「梵燈のあかりに親しむ会」は10月16日にて終了しています。



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仕事帰りに東林院に到着。
門前に灯された提灯にテンションも上がります。


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蝋燭の灯が導く道を通ってお寺の中へ。


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おなじみのタイトル灯籠。


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チロチロと揺れる明かりに癒やされます。


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夏に沙羅の木を愛でたお庭。
石仏さんの傍らにも灯籠が。


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そしてメインのお庭へ。
ロウソクの明かりで文字が描かれています。


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今年の文字は・・・「秋風一味涼」。


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しゅうふういちみりょう、と読みます。


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石仏も照らされて、何とも幻想的な光景。
文字の意味は・・・


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ちゃんと説明してくださっています。
毎年のことながら、この説明文の表示のセンスも素敵ですね。


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明かりが照らし出すお庭。
いや、闇に明かりが描き出す温かさ、というべきでしょうか。


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そう、この会は我々が忘れてしまいつつある「闇」を感じさせてくれるのです。


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夜の帳が下りた後に訪れる闇。
家も街も明るく照すことのできる電気の恩恵に預かりすぎていることに気付かされます。


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一方で、灯火の明かりってこんなに温かいんだ、ということにも思い至る、そんな会。


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お茶席へやってきました。


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ここには最小限の明かりとして電気が使われていますが・・・


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鴨居につけられている明かりはロウソクによるものなんです。


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お茶席から眺めるお庭の明かり。


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お茶を出していただきました。
ほの明るいお部屋の中で頂くお抹茶と羊羹。美味しかったです。


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床の間に飾られた香炉と花瓶も素敵でした。


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門の内側にあった明かりのミニチュアですね。
ロウソクの明かりが揺れるたびに、照らし出された丸い明かりも揺れるんです。


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手水鉢の縁にもロウソクの灯火。なぜかほっこりします。


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灯火に包まれた空間。


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もう一度、一味涼の文字を振り返って、玄関先へ向かいました。


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真っ暗な通路にひとつの明かり。
闇の暗さと、そこに灯る火の力強さを感じることができます。


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帰りには石仏さまが手を合わせて見送ってくれました。


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闇と明かりを肌で感じることができる「梵燈のあかりに親しむ会」。

この会は本当に大好きです。また来年も楽しみにしたいと思います。
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by kwc_photo | 2016-10-25 06:59 | 京都(Kyoto) | Trackback