花傘巡行の後は、八坂神社にて舞踊奉納が行われます。
初めて見ることが出来た先斗町の芸妓さんによる「歌舞伎踊り」をお届けします。
(※7月24日撮影)
先斗町のみなさんが舞殿にあがられました。
黒塗りの笠に巫女装束。
歌舞伎踊りは出雲阿国が鴨川で演じた「かぶき踊り」をモチーフにしているといいます。
さぁ、始まります。
ふわりと舞う白い千早の袖。
胸には鉦。コンチキチンを奏でます。
扇を2つ用いた優美な舞。
揃いの衣装でピタリとキマる振りつけがカッコイイです。
緋色の袴が鮮やかですね。
見えにくいですが腰には金銅の瓔珞が吊るされています。
初めて見せていただきましたが、何とも絵になる舞です。
阿国により演じられたかぶき踊りは京の町衆に支持され、ここに再現されているわけですが、
なるほど、目を奪われる傾き(かぶき)っぷり。
あや野さん。素敵です。
凛々しい久鈴さん。
胸の鉦を鳴らします。
市乃さんもきりりと。
襟替えをされたばかりのもみ福さんもがんばっておられました。
巫女装束といえば、神楽舞だと思っていましたが、この歌舞伎踊りはその概念を覆しました。
美しくかぶいた舞。
先斗町の芸妓さんによる歌舞伎踊りでした。
花傘巡行のあとの奉納舞、これは他の花街のも見たいですね。