祇園祭2016 後祭山鉾巡行
2016年 07月 27日
花傘巡行と舞踊奉納をメインで見に行ったので、巡行の様子は駆け足ですが(^^ゞ
龍頭の乗った大船鉾の勇姿が見られて嬉しかったです。
それではどうぞご覧ください。
後ろには役行者山、黒主山が続いています。
と、南側を見ると、北観音山の後ろ姿を見ることができました。
御神体人形に楊柳観音を祀られることに由来して、柳の大枝を右後ろに挿しています。
という物語をあらわしています。
パチンコ屋さんバックでアレなんですが・・・(^^ゞ
会所で見た役行者は、中央の祠の中に座っていますので、このアングルでは見えません(^^ゞ
会所で見る黒主さん、山に飾られるときはこうなるんですね。
下水引は「飛天奏楽図」です。観音様を祀る山にぴったりですね。
昨晩の宵山では、御神体の楊柳観音を担ぎだして練り歩く「あばれ観音」が行われました。
見送は「龍王渡海図」。そして、北観音山同様に右後ろに柳の大枝を挿します。
真松の枝にたくさん鈴鹿山のマークが入った絵馬が見えます。
巡行後、泥棒避けのお守りとして町内に配られるそうですよ。
祇園祭の御神体唯一の美女像と言われていますが(いや、神功皇后は?(笑))、
能面をつけているため、その美女の素顔を拝むことは出来ません。
石清水八幡宮を勧請されたという八幡宮が飾られます。
前懸にも鳩が飛んでいます(^-^)
そして、前懸、胴懸、水引は、ベルギー・ブリュッセルの毛綴織を用いて作られています。
巡行時の懸装品は復元新調品ですが、原本はすべて重要文化財指定されています。
後祭の唯一の鉾でもある、大船鉾です。
グッと前足を踏ん張った龍はイキイキとしています。
左右対称ではない足の表現が、その躍動感につながっていますね。
過去は鉾町である四条町が北と南に分かれており、交互に鉾を出していました。
この時、北が龍頭、南が大金幣を船首に掲げていたのだそうです。
ということは、来年は大金幣、再来年は龍頭、となるでしょうか。
毎年、新たな姿を見せていってくれる大船鉾。
来年はどう進化するのか、これもまた見どころになってきましたね。
というわけで、駆け足でしたが、河原町通での山鉾巡行観賞でした。
24日の夜の還幸祭で、このお神輿が八坂神社にお帰りになります。
後祭巡行は、このお神輿が通る道を清め祓うためのものなんですよね。