祇園祭2016 前祭山鉾巡行(山伏山~月鉾)
2016年 07月 20日
雨自体は止んだのですが、準備段階でビニールをかけた山鉾が多かったようです。
雅な山鉾巡行。まずは山一番の山伏山から、月鉾までをお届けいたします。
(※7月17日撮影)
山伏の人形、懸装品にはビニールがかかっていました。
祭の雰囲気、勉強しときやぁ~(^-^)
「諸悪莫作衆善奉行(わるいことはするな、善い行いをせよ)」
仏法の教えを道林禅師が白楽天に答えている一場面を表した山です。
病床の母のために、雪の中、母の食べたがった筍をさがした孟宗の物語を表しています。
孟宗山だけに、孟宗竹を墨絵で描いた作品をかけておられるんですね。
孟宗山は、数ある山鉾で、唯一墨絵の見送を掛ける山なんです。
かんこぼこ、と呼び習わしてますが、ふりがなは「かんこくぼこ」。
必ず長刀鉾の次に進む鉾となります。
前懸は、旧約聖書創世記「アブラハム子イサクの嫁選び」の場面を描いた毛綴。
この色鮮やかなものは2006年の復元新調品ですが、現物は16世紀のもので重要文化財です。
名前は嘉多丸(かたまる)さんです。
山鹿清華の図案による「群鶏図」です。
見応えがあります。後ろ姿は、他の山鉾と違って、引き締まった印象。
見送がシブイからですね。
文字見送と言われ、これも他の山鉾には見られない特徴的な品となっています。
行列の方が持っていた傘が集められ、収納されました(^-^)
聖徳太子を祀る山です。
真木はこの山ならではの「杉」。聖徳太子が四天王寺を建立するために、
自ら山中に入って杉を探し求め、巨木の杉を見つけた、という伝説によるものです。
その時見つけた杉を使って建てられたという謂れが残るのが六角堂頂宝寺です。
傘の上には若松が飾られます。
囃子方さんは、今年は揃いの緑色の鉢巻をされていますね。
月鉾はとても雅な印象です。
見送はビニールが掛かっておらず、鮮明に見ることができました。
巡行は中盤に入っていきます。
無事に注連縄切りが行われ、巡行が始まりました~! やって来る山鉾の光景をザックリと。 1.山一番。 今年見事に一番手を引いたのは山伏山。 昔、八坂の法観寺の塔が傾いた時、法力によってそれを直したと言う、 浄蔵貴所の大峯入りの姿をあらわしております。 2.伝統の担い手。 3.今年の粽は。 白楽天山の粽を買いました。 中国唐の詩人白楽天が、道林禅師に仏法の大意を問うたところ。 七仏通戒偈(しちぶつ つうかいげ)の最初の句である、「諸悪莫作(しょあくまくさ)・衆善奉...... more