祇園祭2016 山鉾巡行(前祭) 長刀鉾稚児注連縄切り
          
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2016年祇園祭山鉾巡行(前祭)。
あいにく、朝方に降った雨で山鉾はビニールをかけた巡行となりました。
でも、長刀鉾はビニールをかけず、先頭を切って進んできましたので、皆さん感激。

今年も長刀鉾のお稚児さんによる注連縄切りの様子をみっちりお届けします。



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「齋竹」の幟が掲げられ、四条通は祭りの雰囲気が盛り上がります。


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お馴染みの光景。
四条通の信号機は、すべて消灯され、90度回転させて道の幅が確保されます。


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これが齋竹。
ここに注連縄が張られます。
この頃から雨脚が強まり、不穏な空気が。きっと山鉾は雨除けにビニールを被っただろうなぁ。


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係の方がアーケード上に上がられ、注連縄を垂らされます。


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こうして注連縄が張られました。


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役員の皆さんが揃われ、八坂神社に向かって柏手を打ち・・・


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揃って一礼されました。
いよいよ巡行の始まりです。


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役員さんの間を「祗園會」の幟が通ります。


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お稚児さんのお母様方が見守られる中、長刀鉾が姿を表しました。


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おお!
やはり前祭の先頭を飾る豪華絢爛な鉾。
何とビニールをかけない英断!やっぱり懸装品を直に見られると鮮やかさが違います。


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お稚児さんの正装も豪華!
さぁ、注連縄前に到着です。


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お稚児さんが立ち上がり、注連縄切りの準備が始まります。
注連縄を切るための台が欄干に設置され・・・


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懐紙を敷いた上に、鈎で引き寄せられた注連縄が乗せられます。
緑色の刀袋が出てきました。


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刀袋から太刀が取り出され、禿さんが太刀持ちをします。


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台の前に立つお稚児さんに、禿さんから太刀が差し出されました。
注連縄は鈎で押され、ピンと張られます。


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お稚児さんが太刀を取りました。


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右手を下にそえて、左手を回し・・・


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太刀を掲げ持って、八坂さんへ一礼。


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いざ、抜刀。
禿さん、しっかり役目を果たすタイミングを図っています。


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鯉口が切られました。沿道の観客もおおっ!と、どよめきます。


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太刀がその姿を表しました。
禿さん、ちゃんと鞘を受け取っています。


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太刀を握り、両手を広げ・・・


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構えます。
切っ先を見つめる目が真剣。


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左へ刀を回します。


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そして、今度は切っ先を回し、右へ。


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この動作を2回繰り返し・・・


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いざ、注連縄へ向かいます。
長刀鉾の皆さんも、観客の皆さんも息を呑む瞬間。


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お見事!
懐紙ごと両断された注連縄。観客たちも拍手喝采です。


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こうして結界が切られ、巡行が始まります。
長刀鉾をはじめ、前祭では二十三基の山鉾が京都の町をまわり、厄を祓い、道を清めます。


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注連縄を切ったあとは、鞘へ太刀を収めます。


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この見事な太刀は、刃渡り70cm。江戸後期、左行秀の制作です。
2007年にお稚児さんを務めた岡家から贈られました。戦後4本目の太刀となります。


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大役、おつかれさまでした。


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さぁ、禿さんも立ち上がり、団扇を持って体制を整えます。


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お稚児さんも袖を欄干に懸け、太鼓を持ち直して・・・


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さぁ、準備完了。見目麗しいお稚児さんです。
後ろからOKサインが出ましたよ。


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音頭取りさんの扇が返ります。
エイヤラヤー!の掛け声が響き、ギシギシときしむ音を立てて鉾が動き出しました。


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長刀鉾の皆さん、安堵の表情です。


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立派にお勤めを果たした、お稚児さん、禿さんでした。

さぁ、前祭の山鉾巡行、始まりです!


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長刀鉾の見送は今年新調されました。
伊藤若冲の「旭日鳳凰図」を織物で再現した見送です。

細かな筆致、朝陽と波間を取り入れた大胆な構図、
鳳凰の羽に施された鮮やかなハートマーク。
(若冲はハートのつもりでは描いてないでしょうけど)

紛れも無く、今後も評判となる逸品に仕上がっています。
by kwc_photo | 2016-07-18 19:00 | 京都(Kyoto) | Trackback(2) | Comments(14)
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Tracked from THE PHOTO DI.. at 2016-07-18 20:40
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Commented by prado9991 at 2016-07-18 20:43
お疲れ様でした。
雨もたいしたこと無く、順調に注連縄切りを撮影出来ましたね。
細かくキャプションを入れられ流石です、無精者の僕はそこそこに(笑)
来年はどこを狙おうか今から思案中。
来年も海の日にあたり、撮影できるんですよね~
Commented by カメラダンキチ at 2016-07-18 21:08 x
祇園祭の山鉾巡礼は、夏のテープカットのイベントですね。暑さに慣れないといけませんね。私の海の日は、壱岐レースを楽しみました♪壱岐の七湊港に泊まりました。神功皇后が朝鮮出兵の折に風待ちで7日間滞在したことが名前の由来です。古いイベント古い地名の由来、ディスカバー日本です。一度は、山鉾巡礼の写真を撮ってみたいものです。素敵なショットをありがとうございました。
Commented by 阿修羅王 at 2016-07-18 23:56 x
先日はお疲れさまでした~
今年のお稚児さんは晴れ男だと聞いたような気がしますが、
何はともあれ、見事でしたね。
皆さんのご指導のお陰で、ここでのこつが解ってきました。
来年はまた作戦を練ります。
Commented by j-garden-hirasato at 2016-07-19 06:51
話しには聞いたことがありましたが、
こうして始まるんですね。
しかも、グッドタイミング。
またまた、
イイものを見せていただきました。
Commented by youpv at 2016-07-19 11:29
おはようございます。
先日はお疲れ様でした。
雨降りだったのにも関わらず
長刀鉾はビニールを被ってなかったのが
良かったですね(^^)
とりあえず疲れました(^^;
Commented by arak_okano at 2016-07-19 21:18
トラックバックをありがとうございます。
本当に近くにいたのに、アラックとは、天と地です、
いや、やっぱり素晴らしいですね、バグースです。
24~120mmのズーム一本ではお話しにならなかった
です。
でも、アドバイスを頂き、あの瞬間を見られただけで涙しました。
Commented by kwc_photo at 2016-07-19 22:24
>pradoさん
おつかれさまでした~。
コマ送りでの写真お届けなんで、細々とキャプションを
入れました。似たような写真が並ぶんで、狙ったところを
説明してしまいましたので、【説明的】な写真になった
かもしれませんね(笑)
Commented by kwc_photo at 2016-07-19 22:24
>カメラダンキチさん
なるほど、テープカット、ですね(笑)
17日は朝からそれほど暑くなくて、助かりました。
壱岐ではヨットレースがあるんですか。
神功皇后ゆかりの、とは、祇園祭と日を同じくして
行われるのは意味があるのでしょうね。土地の名前とは
何とも奥深いものですね。
Commented by kwc_photo at 2016-07-19 22:24
>阿修羅王さん
おつかれさまでした~。
なるほど、お稚児さんも晴れ男でしたか。
何とか晴れ男が最終的にはやや強かったですかね(笑)
注連縄切りはいいものでしょう~。
これ、晴れてたら陰にもなってていい場所なんです(^-^)
Commented by kwc_photo at 2016-07-19 22:24
>j-garden-hirasatoさん
そうなんです。祇園祭の山鉾巡行、結界を切る
注連縄切りは独特の緊張感につつまれ、切り終えた後の
ドッという歓声、拍手に興奮もMAXです。
素晴らしいですよ~(^-^)
Commented by kwc_photo at 2016-07-19 22:24
>youpvさん
おつかれさまでした~。
雨降り、昨年の二の舞いかと思いましたが、
今年はその後降らずに助かりました。
(神輿は土砂降りだったと・・・おつかれさまです)
長刀鉾、バッチリでしたね。ビニール被らなかった
判断に快哉を叫びました(^-^)
Commented by kwc_photo at 2016-07-19 22:24
>アラックさん
120mmでしたか。確かにあの位置からだと
もう少しロングが欲しかったかもですね。
私は300mmです。
あの場所は巡行の始まりを実感できるとても
いい場所ですよね~(^-^)
Commented by miyakokoto at 2016-07-21 06:37
うわぁ~!
お見事ですネ 物語が出来上がり臨場感たっぷりです。
この光景を居ながらにして魅せて頂き嬉しいです。
有り難うございました。 毎年魅せて頂き、他の京都も楽しみに
しております(^▽^)マンメンノエミ☆
Commented by kwc_photo at 2016-07-21 23:55
>miyakokotoさん
ありがとうございます。
今年も注連縄切りを狙いました。やっぱりこの瞬間は素晴らしい
雰囲気ですので、写真はともかく、あの場所にいられることが
嬉しいです。引き続き、山鉾の様子をお届けしていきますが、
花景色も織り交ぜていきます(^-^)
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