祇園祭2016 山鉾巡行(前祭) 長刀鉾稚児注連縄切り
2016年 07月 18日
あいにく、朝方に降った雨で山鉾はビニールをかけた巡行となりました。
でも、長刀鉾はビニールをかけず、先頭を切って進んできましたので、皆さん感激。
今年も長刀鉾のお稚児さんによる注連縄切りの様子をみっちりお届けします。
四条通の信号機は、すべて消灯され、90度回転させて道の幅が確保されます。
ここに注連縄が張られます。
この頃から雨脚が強まり、不穏な空気が。きっと山鉾は雨除けにビニールを被っただろうなぁ。
いよいよ巡行の始まりです。
やはり前祭の先頭を飾る豪華絢爛な鉾。
何とビニールをかけない英断!やっぱり懸装品を直に見られると鮮やかさが違います。
さぁ、注連縄前に到着です。
注連縄を切るための台が欄干に設置され・・・
緑色の刀袋が出てきました。
注連縄は鈎で押され、ピンと張られます。
禿さん、しっかり役目を果たすタイミングを図っています。
禿さん、ちゃんと鞘を受け取っています。
切っ先を見つめる目が真剣。
長刀鉾の皆さんも、観客の皆さんも息を呑む瞬間。
懐紙ごと両断された注連縄。観客たちも拍手喝采です。
長刀鉾をはじめ、前祭では二十三基の山鉾が京都の町をまわり、厄を祓い、道を清めます。
2007年にお稚児さんを務めた岡家から贈られました。戦後4本目の太刀となります。
後ろからOKサインが出ましたよ。
エイヤラヤー!の掛け声が響き、ギシギシときしむ音を立てて鉾が動き出しました。
さぁ、前祭の山鉾巡行、始まりです!
伊藤若冲の「旭日鳳凰図」を織物で再現した見送です。
細かな筆致、朝陽と波間を取り入れた大胆な構図、
鳳凰の羽に施された鮮やかなハートマーク。
(若冲はハートのつもりでは描いてないでしょうけど)
紛れも無く、今後も評判となる逸品に仕上がっています。
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