半夏生の庭(建仁寺塔頭・両足院)・前編
          
f0155048_20182881.jpg
7月1日。今年の暦では今日が雑節の「半夏生」です。

暦の半夏生に、半夏生のお庭をお届けしたくて記事にしました。
毎年楽しみにしている両足院の「半夏生の庭」。今年も素晴らしい光景を見せてくれました。
まずは室内から見るお庭をお届けします。

(※6月22日撮影)



f0155048_20213935.jpg
まずは両足院にある毘沙門天堂へお参り。
こちらの毘沙門天さんは、もともと鞍馬寺の毘沙門天の胎内仏でした。
これを関ヶ原の戦いの際、黒田長政が兜の中に入れて奮戦したと言われています。


f0155048_20214163.jpg
線香立てには勇猛な虎があしらわれ、真ん中にはムカデが二匹。
いずれも毘沙門天の神使なんです。
ムカデは前進あるのみ、というところから勝負事で縁起が良いとされています。
なぜか「祇園の縁結びの神様」ともなっており、戦前は祇園の芸舞妓さんが
「良い旦那様が見つかるように」とお参りしていたのだとか(^-^)

f0155048_2022341.jpg
数年前に整備されて新しくできたお庭を横目に見ながら、両足院の受付を済ませます。


f0155048_20225696.jpg
坪庭も見事なので思わず見惚れますが・・・


f0155048_20272653.jpg
やはり目指すはこちらのお庭。
池の周りに見える白い葉が輝いています。これが半夏生。


f0155048_2029406.jpg
亀島の頭が覗く池のまわりを半夏生が縁どります。


f0155048_20305022.jpg
数寄屋門の向こうにメインのお庭が見えてきました。
ワクワクも最高潮に!


f0155048_20375169.jpg
半夏生の白さは最高潮。
やっぱり素晴らしいお庭です。
向こう正面に見えるのはあとで訪れる茶室「臨池亭」。
そしてその左は織田有楽斎の茶室で、国宝となっている「如庵」の写しと言われる「水月亭」です。


f0155048_20311285.jpg
水月亭をバックに咲き乱れる半夏生。

f0155048_2253460.jpg
咲き乱れると言っても、花はこのニョロニョロと伸びている部分。
先端の三枚の葉っぱが、花の時期に合わせて白化する姿がこの白さの正体です。


f0155048_2032428.jpg
書院にやって来ました。
書院のガラス戸からの額縁に見えるお庭の美しさ。


f0155048_20352545.jpg
ため息が出ますね。
緑に包まれたお庭に、白い半夏生。


f0155048_2035362.jpg
一つ一つのガラス戸からの眺めを楽しみましょう。


f0155048_20354245.jpg
3つのガラス戸、どの眺めが皆さんのお好みでしょうか?(^-^)


f0155048_20361297.jpg
池の周りを美しく取り巻く半夏生の白が爽やか。


f0155048_20364183.jpg
前日の雨で、苔も青さを取り戻していました。


f0155048_20383359.jpg
ドクダミ科の植物、半夏生。
冬場は枯れてすっかり姿を消してしまうんですが、
ちゃんとこの時期になるとフサフサと葉を茂らせてくれますね。


f0155048_20413736.jpg
さぁ、次はお庭へ出るために歩みを進めましょう。
まずは唐門前の庭園を眺めます。


f0155048_20414955.jpg
今年は門を開けてくださっていたので、覗かなくてもちゃんとお庭を眺められました。
幾何学模様を描く踏み石、そして、苔庭。綺麗です。


f0155048_2042453.jpg
このお庭だけでも見応えがある両足院です。


f0155048_20422712.jpg
丸窓の向こうに広がる苔と松の庭を見ながら、お庭へ。


f0155048_2043196.jpg
いつも釘付けになる、透明感のある蹲。
満々と湛える水の美しさとお庭の美しさがシンクロします。


f0155048_20432870.jpg
今年はここに松を映し込んでみました。
これも面白いですね(^-^)


f0155048_20445032.jpg
さぁ、高台から書院方面を眺める絶好の場所へ。
この池は、鶴が羽を広げた形になっているんです。

先ほどの亀島と対をなしており、「鶴亀の庭」となっています。


f0155048_2045324.jpg
見下ろす半夏生の庭も素敵ですね。


f0155048_20461396.jpg
まだクチナシの花も咲いてくれていて、辺りはいい香りに包まれていました。


f0155048_20475455.jpg
茶室前から見るとこんな感じ。
クチナシの花も楽しみにしているお庭なので嬉しかったです。


f0155048_2048855.jpg
こちらから数寄屋門を眺めるアングルもお気に入りです。


f0155048_20484730.jpg
茶室前の苔庭。
青々とした苔に包まれた石灯籠が存在感を示します。
このモミジが紅葉するころのお庭も見てみたいものです。

f0155048_2049083.jpg
水月亭はにじり口から中を見せてもらえました。


f0155048_20491355.jpg
さて、後編では茶室でお茶を頂いた後、お庭を歩きます。
by kwc_photo | 2016-07-01 07:01 | 京都(Kyoto) | Trackback(1) | Comments(18)
トラックバックURL : http://kwcphoto.exblog.jp/tb/25366000
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from ぴんぼけふぉとぶろぐ2 at 2016-07-09 23:44
タイトル : 建仁寺 両足院の半夏生
2016年6月22日撮影更新が遅れています。建仁寺両足院の半夏生を見に行ってきました。京都市内で半夏生、植物園や勧修寺さんもありますがこれだけの半夏生がこんなロケーションで見られるのはここくらいだと思います。半夏生、見えてきました。すでに人がたくさん来られており引いては撮れず・・。座っておられる人の頭上から。でも見頃でいい感じでしたのでよしとしましょう。半夏生は夏のカンカン照りだと元気がなくなるそうでこんな曇りの日が良いらしいです。水面にも写って綺麗でした。そして思ったのがこの後ろにあるサツキ。名残...... more
Commented by cynchia at 2016-07-01 07:46
おはようございます、和みますね、
今日も蒸し暑くなりますね。
Commented by arak_okano at 2016-07-01 09:26
緑と白の世界で、ゆっくり出来たらと思います。季節感をありがとうございます、バグースです。祇園祭になりましたね、楽しみにしています。
Commented by misat at 2016-07-01 12:42 x
両足院大好きなお寺、お庭です。
でも、人が全く写りこんでいないのが凄いです!!
去年行った時は庭には人が列をなしていて、「誰をいないお庭を見てみたいな・・」と思ったものです。
半夏生涼しげでいいですね ^^
Commented by A-HIMEKKO at 2016-07-01 13:58
ガラス戸では、三枚目に一票です。
鶴亀の庭とは、めでたい!
まわりの半夏生が涼しげ~、葉が真っ白ですね。

私は歯が真っ白に憧れますが(笑)
Commented by カメラダンキチ at 2016-07-01 20:14 x
鴨川をどり上洛の際に建仁寺をお参りしたあとで両足院にも足を運びましたが新緑の庭が綺麗なのは案内されませんでした♪いつもは7月2日が今年の半夏生は1日になりましたね♪九州地方は、本日も揺れました。はやく収まってもらいたいものです。
Commented by kk5d2 at 2016-07-01 21:21
素晴らしい作品群ですね~
私は1.4枚目の作品に目が留まりました~

Commented by siawasekun at 2016-07-02 04:08 x
素敵なショットと解説から、様子、雰囲気、伝わってきました。

見せていただき、 siawase気分です。
眺めて、とても心癒されました。
ありがとうございました。

ブログでのコメント交流、・・・・・・。
いいものですね。
Commented by youpv at 2016-07-02 05:09
おはようございます。
この時期はやはりここですよね(^^)
最近は人も増えてきたので撮りづらくなりつつある
イメージがありますが
美しいので何度も足を運んでしまいます(^^)
Commented by kurese0535 at 2016-07-02 10:07
おはようございます。
この日はどうもでした(^^)
先を行っておられるので額縁もひきもばっちり、お見事ですね!
それに僕が庭に出てKatsuさんがもどったとたん書院の混雑がなくなったり(゚o゚;;
もったはりますよね〜!
結局混み混みばかりでした。
Commented by kwc_photo at 2016-07-03 00:06
>シンシアさん
ありがとうございます。
このお庭を見てノンビリお茶を頂くのが最高です。
お茶をお給仕頂くお母さんともお話が弾みました(^-^)
今日は蒸し暑すぎました・・・午前で見切りをつけて
撮影やめて帰ってきちゃいましたよ(^^ゞ
Commented by kwc_photo at 2016-07-03 00:06
>アラックさん
緑と白が美しい半夏生の庭。クチナシも白ですもんね。
ホントに夏らしい、爽やかなお庭です。
祇園祭、いよいよ始まりました。今年はカレンダーが
良すぎて、巡行以外の行事が全部平日に・・・(^_^;)
Commented by kwc_photo at 2016-07-03 00:07
>misatさん
あ、大好きなお寺さんなんですね!私もこちらは毎年
楽しみにしています。
後編でお届けするお茶とおまんじゅうも美味しいので、
これまた欠かさず食べてます(笑)
井戸が良いのか、お茶もまろやかで美味しいんですよ。
朝イチ、一番乗りだと室内からも池越しも人が入らず
撮影できました。静けさを感じていただけると嬉しいです。
Commented by kwc_photo at 2016-07-03 00:07
>A-HIMEKKOさん
三枚目は茶室が見えるカットですね。半夏生もキレイで
ホントに美しい額縁光景でした。
鶴亀の庭、説明を頂いてから茶室に向かうと、ホントに
鶴が羽を広げた形に見えますよ。
葉が真っ白より歯が真っ白・・・山田く~ん、座布団・・・(笑)
Commented by kwc_photo at 2016-07-03 00:07
>カメラダンキチさん
今年の半夏生は1日でしたね~。
それに合わせて記事を公開しようと目論んでました(笑)
鴨川踊りのころは、このお庭は緑が綺麗だったでしょうね。
実はサツキもホトトギスもキレイなのだと聞いていて、
その頃も公開してくれないかなぁと熱望しています。
半夏生の特別公開は欠かさず毎年訪れていますよ(^-^)
Commented by kwc_photo at 2016-07-03 00:07
>kk5d2さん
ありがとうございます。
1枚目は定番!なんですが、一番乗りして一番最初に撮る
カットです(^-^)
4枚目は昨年完成した新しいお庭で、現在入口として
使われているところの正面に出来た砂庭なんですよ~。
Commented by kwc_photo at 2016-07-03 00:07
>siawasekunさん
ありがとうございます。このお庭はとても美しいのですが、
半夏生の頃の白い輝きが更に美しさを際立たせてくれるのが
この時期です。なので特別公開してくださるんですね。

ブログでのコメント交流、たのしいでしょう~(^-^)
私も平日はなかなか皆さんのところにおじゃま出来ませんが、
コメント入れていきますね~。
Commented by kwc_photo at 2016-07-03 00:07
>youpvさん
半夏生といえば、ここ、ですよね。
上手く平日に行けたので、割にノンビリ撮影できました。
皆さん本堂で説明を聞かれるので、その間に室内と
池越しをパッパと撮れましたので、あとはゆっくりでした。
雨の日に行きたいなぁと思うのですが、なかなか・・・
晴ればっかりです(^^ゞ
Commented by kwc_photo at 2016-07-03 00:07
>kureseさん
あの日はどうもでした~(^-^)
一番乗りしたので、ささっと室内からの広角額縁を撮影後、
皆さんが本堂で説明を聞かれている間に茶室に向かって
一直線!でした。
ですので、池越しの書院も無人、茶室も一番のりで
ゆっくりさせていただきました。
茶室から戻ってきたところでお会いしたというわけです。
あの後、室内はどうかなぁと思ったら、おっしゃるとおり
皆さん急に茶室に一斉移動・・・またまたノンビリさせて
いただきましたよ(^-^)
名前
URL
削除用パスワード
    
<< 夏越の祓 茅輪めぐり サツキ咲く詩仙堂 >>