京都御所秋季一般公開・蹴鞠
2015年 11月 02日
青空にも恵まれ、雅な装束で行う蹴鞠の艶やかさに華を添えてくれました。
(※11月1日撮影)
京都御所秋季一般公開・雅楽 はこちら。
さぁ、蹴鞠保存会の皆さんが入場。カラフルな衣装です。
蹴鞠をする人たちのことを「鞠足」と呼びます。
解鞠の儀、と言います。
秋らしく、少し紅葉したモミジでした(^-^)
鞠は丸い鹿革を二枚貼りあわせたもので、中空。
硬そうに見えますが、実は柔らかく、軽いものだそうです。
烏帽子の紫色の緒は最上級者の証。
鞠の上手な人から初級者まで、装束の色で段位がわかるようになっています。
長老は水干が香金紗、袴が片身替(左右で色違い)ですので、十段。
武将風の方は水干が紅金紗、袴が蘇芳色なので三段上か四段下、という感じです。
長老から順に行います。
高く鞠が上がると、観客も沸きます。
とは言え、蹴るのは4mくらいが上限とされています。
この方、なかなか動きがダイナミックでした(^-^)
鞠が弾む方向で、上手く皆さんがこちらを向いてくれる瞬間も。
弾む鞠と共に、空を見上げてしまいました。
・・ムリでした。実は蹴鞠、左足を使ってはいけません。
左足なら追いつけたかも、ですが、左利きだろうと右足のみを使って蹴らねばならないのです。
いえいえ、ホイ!ではありません。掛け声は「アリ!」「オウ!」「ヤ!」のみです。
観客も鞠の行方を見守りつつ、鞠足たちの技を見るのを楽しんでいました。