妙蓮寺の彼岸花はいつも少し早めの満開を迎えます。
(※9月13日撮影)
妙蓮寺入口の赤い芙蓉は結構咲いて出迎えてくれました。
酔芙蓉はこれから、というところ。
そんな妙蓮寺には、初秋の光景として・・・
この芙蓉の足元に咲く彼岸花の姿があります。
英名:Spider Lilies。
蜘蛛の足のような花弁がそう呼ばせるのでしょう。
やっぱり花なので、蜜があるのでしょう。アリが真ん中で吸蜜中でした(^-^)
まだ蕾も多い時期でしたが、このお寺は一足早い彼岸花を楽しめるんです。
白い彼岸花も咲いていました。
境内には萩が咲き・・・
タマスダレの花もまだ咲いていました。
ギュッと咲いた彼岸花に近寄ってみましょう。
一つの花のように見えていますが、実は5~7つの花の集合体。
細く長いのは雄しべと雌しべなんです。
ちなみに雄しべ、雌しべはありますが、
基本の染色体数の三倍の染色体数をもつ「三倍体」のため、交配による種子はできません。
しかも、日本の彼岸花の遺伝子は全て同一。
よって、日本に咲く彼岸花は、すべて一株から株分けされて増えたと考えられています。
毎年色々な場所に彼岸花を楽しみに行きますが、
そう考えるとこの彼岸花たちのルーツはすべて一つ。何だか不思議ですね。