後祭巡行(祇園祭2015)
2015年 07月 29日
大船鉾が進む勇姿を見ることが出来て嬉しかった~。
というわけで、人垣の隙間からですが全山鉾を撮ってきましたのでお届けいたします。
曳山として車輪をつけたこの姿は「鉾」と言っても過言ではないくらい。
真木の代わりに松を立てています。
音頭取りさんの掛け声で山がギシギシと音を立てて進みます。
これで厄を集めるんですね。
見えにくいのですが、中央に役行者が、輪宝を持っている右手が葛城神、
鬼形で赤熊をかぶって、手に斧を持っているのが一言主神です。
元々は左甚五郎作の鳩でしたが、現在は復元新調された鳩が乗っています。
江戸時代のものです。
祇園祭に登場する最も美人な人形だと言われていますが、その表情は能面に隠されています。
おおきな薙刀を持つ姿は凛々しいですね。
南観音山です。
真木は北観音山とくじびきで取り合う松なんです。
豪華な懸装品に包まれた南観音山、囃子方さんも揃いの浴衣がキマってます。
あ、鳩のお腹を確認しました。
北観音山の真木にはオナガドリ、南観音山の真木には白い鳩が取り付けられているのです。
昭和63年に新調されたものです。
そして、胴懸、見送りに使われているベルギー・ブリュッセル製のタペストリーが見事なんです。
大工のノミによって裁断され、このように懸装品に仕立てられました。
満開の桜を見上げる大伴黒主がご神体人形。
宇治川の戦い、一来法師はこのあと、華々しく最期を迎えることになります。
壮観です。
殿は四条町大船鉾。
背中の「四」の文字が誇らしげです。
やっぱり格好いいですね。
やはり、祇園祭の殿に大船鉾が復活した意味は大きいですね。
今年は諦めていた後祭巡行でしたが、何とかすべて見ることができました。
来年は日曜日!人は多いだろうなぁ~。がんばろう(笑)