鉾建て/曳初め・大船鉾(祇園祭2015)
2015年 07月 24日
後祭の主役といえば、唯一の鉾である「大船鉾」ですね。
鉾建ての様子、懸装品装着の様子から曳初めまでをお届けします。
すでに船の形になっていました。
船の上の唐破風屋根部分など、細かいパーツがいっぱいです。
大船鉾は神功皇后が新羅遠征から凱旋する様子を描いた鉾なのです。
「凱」の文字がとてもカッコイイ!
あとは懸装品を掛けるだけですね。
青空に白木の船体が似合います。
それじゃぁ、と後祭りのお楽しみ、屏風祭をば。
昨年、巡行に復活した時は、焼け残った江戸時代の古い前懸を使っていました。
しかし、傷みが激しく、曳初めの時はつけておられましたが、巡行時は取り外しておられました。
これを美しく新調されたんです。
「紅地雲龍青海文綴織」です。
今年はこの真新しい前懸で巡行です。
これも「凱」と同じく、大船鉾のマーク。
さぁ、大金幣も取り付け完了。いよいよ曳初めです。
一気に観客も色めき立ちます。
人の波をかき分け、いざ出港!
大船鉾、バック開始です。
いやぁ、カッコイイ!
ここの曳初めは値打ちがありますね~。
屋根方さんのポーズも決まって、お気に入りの一枚となりました(^-^)。
再び勢い良く曳き手さんたちが流れ、大船鉾が姿を表しました。
刺繍の立派な楫、後で見に行こうっと。
船鉾の黒漆に螺鈿細工の楫もいいですが、この立派な刺繍も見事です。
やっぱり祇園祭といえば、船鉾、大船鉾の存在が大きいですね。
今年も曳初めに参加できて楽しかったです。