後祭・北観音山/南観音山の山建て(祇園祭2015)
2015年 07月 23日
後祭(あとのまつり)の山建てを見学してきました。
町の方々が手際よく山を組み上げていく様は圧巻です。
(※7月19日、20日撮影)
縄がらみにより組みあがった胴体部分に、長い木材を二本差し込んでいます。
縄を掛ける職人さん、カッコイイ!
この松、二本仕入れたものを、北観音山と南観音山の間でくじ引きで選ぶそうです。
昨年新調されましたのでとても綺麗。
実は、2年前まで、オナガドリは南観音山についていました。江戸時代の絵図が間違っていたと判明。
昨年から新調されたオナガドリを北観音山に、同じく新調された鳩を南観音山に乗せています。
太い綱を胴体に絡ませて南北に渡します。
今度は北側から引っ張りあげ、南側はブレーキ役となります。
観客からも拍手が巻き起こりました(^-^)。
力が入りますね!
設置部分には縄の束が置かれて緩衝材にされていました。
支点となっていた軸と胴体をつないでいた縄が緩み、歪んでしまった南観音山。
この後、復旧までに時間を要したため、撮影はここで終了しました。
翌朝出かけてみると、もうすっかり車輪も入って屋根や懸装品がついた南観音山が。
青空をバックに、とても美しい姿を見せてくれています。
メデタシメデタシ!
ちょっとホッとしましたよ。
こちらはこれから車輪が取り付くところでした。
背丈ほどもある車輪を10人以上の大人が運びます。
これまた青空をバックにして、堂々たる威容を誇ります。
いきいきと飛び立つ様子が見事ですね。
奇跡的に無人のような写真です。
狭い新町通に建つ姿がいいですね。
コンコンチキチンの祇園囃子も、いよいよ聞き納めが近づいていますよ~(^-^)。