京北の桜を追いかけてたどり着くと、一面の霧。
春の霧の中で幻想的に咲き誇る福徳寺の桜をお届けします。
(※4月12日撮影)
右京区京北。
山里にたつお寺、福徳寺に到着した時は、かなり濃い霧でした。
これでもまだ見えてきたほう、なんですよ。
参道を彩るソメイヨシノと紅しだれ。
足元には桜の花びらのじゅうたんができていました。
霧の中で見る紅しだれ、何とも幻想的です。
こういう絵があったような気がしますね。
そして、お目当ては境内にある枝垂れ桜。
満開です。
塀からはみ出すように垂れてきています。
さぁ、石段を登って境内へ。
ソメイヨシノがトンネルを作ってくれています。
幹の感じが樹齢を感じさせてくれる立派な枝垂れ桜。
見上げてみると、霧の晴れ間から少し青空が。
そう、この日はお天気がよいはずの天気予報でした。
枝ぶりのよい枝垂れ桜が本堂を包んでいましたよ。
お墓の方にはもう一本の紅しだれが。
小さなお寺ですが、桜がぎゅっと咲いていますね。
別の角度から枝垂れ桜を見上げてみました。
存在感のある、幽玄さを感じられる枝垂れ桜です。
真っ白な霧の向こうで、美しく垂れる満開の桜。
一服の掛け軸を見るような気分でした。
さぁ、おひさまが上がります。
ソメイヨシノの向こうでキラリ、オレンジ色の太陽が光ると、霧も晴れ始めました。
背後から朝日を浴びるソメイヨシノと枝垂れ桜。
今年の福徳寺の桜は、幽玄美を感じられる霧の中で楽しめました(^^)