京都三大奇祭のひとつ、「やすらい祭」を見てきました。
やすらい祭りは今宮神社、玄武神社、川上大神宮、上賀茂の4つのやすらい踊保存会によって
伝承されていますが、今回はそのうち、玄武神社と今宮神社の祭りの様子です。
玄武神社に到着。
ちょっと出遅れましたので、すでに椿や桜で彩られた花傘が勢揃いしていました。
背中にしょった「玄」の文字。
格好いいですね。
小学3年生までの子は子鬼として赤熊をかぶり、太鼓を持って参加します。
もう少し大きな子たちは囃子方として、笛や鉦を持ってお囃子をしながら練り歩きます。
この花傘に入ると、一年間健やかに過ごせる、という言い伝えがあります。
誰もいないうちに、そっと花傘に入れてもらいました(^-^)
さぁ、お練衆の最後の一組が帰ってきました。
鳥居をくぐるときは傘を斜めにして通ります。
大鬼の四人。中高生です。
赤毛、黒毛の赤熊に鉦と太鼓。
境内で「やすらい花や」と唄い、踊ります。
休憩後は、再び町を練り歩きます。
境内で子鬼達が踊り・・・
大鬼たちが舞ってから町へ出ていきます。
街中では、黄色い御札がかかるお宅の前で踊りがあります。
鉦太鼓で囃しながらクルリクルリと舞い踊るのは、疫神を巻き込み鎮めるためと言われています。
マンションのエントランスの前でもこんな感じ。
さぁ、次は新緑の芽吹きが瑞々しい今宮神社へ。
御幣や剣鉾をもった一団を先頭に、花傘が参道を通ります。
そして、大鬼たちによって、今宮神社名物のあぶり餅屋、かざり屋さん、一和さんの前で踊りが披露されます。
赤熊を振り乱して踊る姿が何とも歌舞いていますね。
でも、こんな笑顔も(^-^)。
祭りを愛する大人たちが、次の世代へ祭りを引き継いでいく。
保存会の皆さんのたゆまぬ努力と活動が、この奇祭を支えているのでしょうね。
最後は重量級。
大鬼の四人は鉦太鼓を打ち鳴らし、左右へ体をよじりながら唄います。
今年もやすらい祭、2つの神社で楽しむことが出来ました。
来年は晴れますように(^-^)。