千本釈迦堂・おかめ福節分会/狂言・豆まき編(上七軒 市まりさん、市知さん)
2015年 02月 04日
そして、今日は立春。少し春めいた日差しが復活しましたが、明日からまた冷えるようです。
今年はこれまで行ったことがなかった場所を選んで、節分の行事を楽しみました。
まずは大報恩寺(千本釈迦堂)のおかめ福節分会の様子をお届けします。
普段とは違う装い。これは節分だけなのだそうですよ。
朱傘をさして、金の打ち掛けを着ておられます。
狂言に出演する鬼さんや・・・
やっぱり節分はこうでなくっちゃ(^-^)
お堂の上を右往左往しながら暴れます。
ちびっ子も気合いの表情です。
更に凶暴になり、暴れ狂います。
進みいでたるは・・・
とても愛らしい表情に、会場も沸きます(^-^)
首をかしげるこのポーズで、回りを笑顔に誘います。
おかめ福の神が笑顔で鬼を会心させるんです。
打ち出の小槌を持ったおかめさん、ナイスファイトならぬ、ナイス笑顔!でした。
歳男、歳女の皆さんや地元の名士などが壇上に。
美しいスローイングで落花生が宙を舞います。
節分は舞妓さんも「変り髷」を結われるんです。
これは祇園祭の時に結う、「勝山」をさらに大きく、豪華にした感じ。
髪飾りもすごくきらびやかです。
おかめの面もプリティですね。
今朝はヨルダンのパイロットが殺されたという、重いニュースから幕を開けた一日でした。
ニュースを見ていて思うのは、イスラム国の蛮行は許せない、という思いと、
このように憎しみを煽るやり方に反応してしまうヨルダンの人々、アメリカ、
そして日本の指導者達の行く末への不安です。やはり怒りから報復を示唆する動きも。
憎しみは憎しみしか生みません。鬼退治も、鬼からしたら、退治する側が鬼に見えているのかも・・・。
千本釈迦堂の節分狂言を見て、何とかおかめさんのように、憎しみを安らげ、鬼を鬼ではなくする
そんな方法はないものかと思ってしまいました。
殺された日本のお二人、そしてヨルダンのパイロットさんのご冥福をお祈りします。