葵太夫の奉納舞。
その気品と艶やかさに惚れ惚れしました。
記事末に動画も公開します。本当に艶やかな太夫の舞、ぜひ御覧ください。
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葵太夫お披露目・太夫道中/仮視の式(下鴨神社) はこちら
仮視の式が終わり、舞に備えてお色直し。
司太夫さん、母であり、先輩である凛々しいお顔です。
さぁ、奉納舞のために再び舞台に立つ葵太夫。
中央に座ると、ふぅっと一息。精神集中です。
さぁ、始まります。
決意に満ちた眼差し。
深々と礼をされました。
長い、長い礼でした。
扇を構える葵太夫。素敵です。
立ち上がると、得も言われぬ艶やかさがパァッと広がります。
これが葵太夫の会得した気品なのでしょう。
扇を背にクルリと回り・・・
スッと扇を構えました。
見るものが皆、この葵太夫のまとう雰囲気に呑み込まれていきます。
扇を開くシーンの表情は気高く・・・
この美しさに観客すべてが魅了されていきました。
艶やかな衣装、そして、美しい舞。
伝統文化の粋を集めた美しさは本当に見るものを惹き込みます。
流し目・・・
恥じらい・・・
そして羽ばたく鶴のように舞はクライマックスへ。
こんなに間近でこの舞を見られた幸せ。お見事です!
指折り数えるシーン。
この唄の中身も知りたくなりました。
凛とした葵太夫のその視線には・・・
しっかりとした意思が宿っていました。
美しき奉納舞。
堪能させていただきました。
禿ちゃん。実は正座でしびれが切れちゃいました(^-^)
寄り添う二人が可愛らしく、思わず背中をパチリ。
葵太夫の名前を背負って、今日は大役おつかれさまでした。
門を出た葵太夫さんは、マスコミの取材に囲まれ、これからの決意を語っておられました。
かくして禿、振袖太夫の修業を経て、50年ぶりに正式な手続きを経た太夫が誕生しました。
葵太夫さん、今後のご活躍を期待したいと思います。
↓ 奉納舞の様子です。動画でもどうぞ。