アサギマダラ飛ぶ藤袴畑(右京区水尾)
2014年 10月 18日
長距離を移動することで知られるこの蝶がたくさん飛来する場所がありました。
右京区の奥、水尾の里の藤袴畑です。
(※9月28日撮影)
一面の藤袴畑です。
いい香りがしています。
まだ蝶は一匹もいません。
藤袴あるところにアサギマダラあり、というくらい、この花とセットのチョウチョです。
日本の国蝶としても候補に上がったくらい、人気のある蝶です。
この蝶は物おじしないんです。人がいてもヒラヒラと目の前を飛んでいきます。
(蝶って「頭」で数えるって知ってました?)
おや?羽に何やら書いてありますね。
長距離を移動する「旅する蝶」として知られるこの子達の調査をされているんです。
「水」は水尾を表します。9月28日、xx2357さんによってマーキングされました、という意味だそう。
ちなみに、チョウチョの下の白い布。これを振り回すとアサギマダラが寄ってくるんです。
一説には、これがメスのお腹に見える?のだとか。
見つけたこの子、「OHN」(大原野)で、9月24日にマーキングされた子でした。
IKA116さんは「アサギマダラを調べる会」の代表、金沢 至さんによるマークだそうです。
この子は4日前に大原野(善峯寺の下辺り)の藤袴畑でマークされたのですが、
普通は南下する蝶がこうやって水尾の里まで12キロも北上してくるケースは珍しいそうです。
閉じた羽の、ちょうどお尻のところに染みのような褐色があるのがオス。
この時間に吸蜜にきているアサギマダラは、9割がたオスなのだそうです。
本当にたくさんのアサギマダラ。何とも幻想的な光景です。
おや?オレンジの蝶もみえますね。
モンシロチョウだって、藤袴の蜜は吸いたいんです(笑)
隣の畑をされているおばさんが育てているコスモス。
何年か前に種をまいたら、その後は鋤きこんでも鋤きこんでも咲くのだそうです。
ちょっとは新しい種も足してるけどね~、とおばさんの談。
とってもきれいでした。
コスモス畑まで楽しめるとは。何とも素敵な水尾の里でした(^-^)