角屋・現存する唯一の揚屋建築の美
          
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松の庭が美しい角屋さん。
京都最大の料亭(揚屋)として名を馳せたこのお店の魅力、「京の夏の旅」で堪能です。






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島原大門。
かつてここをくぐる人は、夢の世界に誘われたのでしょうね。



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提灯の文字も味があります。


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さぁ、角屋さんが見えてきました。
圧倒的な格子造りの建物。隆盛を誇った姿は健在です。


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家紋の入った暖簾。
見事です。


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お客様入口。
赤壁が使われた一角です。
高級感を出すための工夫ですね。一力さんなどでもこの赤壁が使われていますよね。


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りっぱなおくどさんが出迎えてくれます。


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今で言うと5口のシステムコンロでしょうか。
大人数の宴会を支える台所、このくらいの設備は必要だったのでしょうね。


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帳場まわりも見事なしつらえ。
今で言うと高級ホテルのフロントというところでしょうか。


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帳場後の格子窓からは、先ほどの赤壁が見えています。


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神棚と、二階へ上がる箱階段。
この階段は従業員専用。お給仕のためのショートカットですね。
お客様は別の階段を使うようになっています。


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たくさんの刀掛け。
このくらい多くの人数が一度に宴会したのでしょうね。


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行灯の明かりが照らすお部屋は何とも優美。


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中庭が見えています。
あれ?と思われた方は正解。


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普通は角のところに柱ですよね。
わざわざその柱を建てずにお庭を広く見せているのですね。


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たしかに、柱一本ないだけで、広がりが違います。


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このお庭もみごとなもの。
今は緑ですが、四季折々の草木が植わっています。


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アングルを変えて。
さすが一流料亭でもあった揚屋さんです。


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赤壁のお部屋。網代の間と言われます。
金の襖に、網代編みの天井。見事なしつらえです。


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さぁ、松の間へ。
四十三畳という広大なお座敷。


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見事な金襖の孔雀に目を奪われます。


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遊龍の松が見えます。


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江戸期のものは枯れてしまい、今のものは実は一本の松ではありません。
でも、見事な枝ぶりが再現されていると思います。


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遊仙橋の見えるこの光景は角屋庭園七景のひとつ。


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橋の向こうは亭(ちん)。
酔っ払った人がよいざましをする空間だったそうな、とのご説明でした。


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遊龍の松がガラスに映る様子も見事。
こちらも輪違屋と同様、庇に柱を用いない建築法です。


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お座敷に座って、いろいろな角度からお庭をたのしみます。


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奥に見えるのは曲木亭。
奥には茶室があります。


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遊龍の松を鏡面となったガラスで遊んでみました(^-^)


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初代の松は大正時代の末頃に枯れてしまったのだそうです。
新選組の見た松と同じものではありませんが、二代目はその雰囲気を感じさせてくれる見事さです。


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さぁ、そろそろお暇。
松の間から網代の間へ続く廊下。
この廊下の雰囲気が素晴らしくてしばらく眺めてしまいました。
まさに夢の世界へのトンネルですね。


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お客様玄関から・・・は出られません(笑)
見えている二本の木は槐(えんじゅ)。立身出世の縁起木だそうです。


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見学の最後は、再び大台所を通って。

見事な揚屋建築。角屋さんのお部屋とお庭を心ゆくまで堪能しました。
by kwc_photo | 2014-09-15 12:27 | 京都(Kyoto) | Trackback(2) | Comments(18)
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Commented by deepseasons at 2014-09-15 13:21
こんにちは〜
少し曇ってきたのでしょうか。
柔らかな陽射しが庭の品を高めていますね。
いつもながらのガイドさんより詳しい説明にもう一度
行った気分になりながら見させてもらっています。
あの黒光りした廊下もいいですよね。
ほろ酔いで歩く気分になりながら、TBさせてもらいます〜
Commented by walkingkyoto at 2014-09-15 14:56
オッ、良い発色をしていますね!
新レンズのLズームですか?手振れ補正もバッチリのようですね。
また、曇り空だったのでしょうか?お庭が綺麗です。
それにしてもまたまた貸切状態でしたか?素晴らしいです。
Commented by ei5184 at 2014-09-15 18:59
此れだけ宣伝してあげたら、角屋さんも嬉しいでしょう(笑)

二階の撮影が出来ないのが残念ですが、今や文化財の宝庫ですね!
Commented by youpv at 2014-09-15 20:09
こんばんは~。
人も少なくて羨ましいです(^^)
先日訪れましたが、団体さんと出会ってしました(^^;)

素晴らしい佇まい、写真で堪能させていただきました。
Commented by lecouple at 2014-09-15 20:26 x
わぁ〜、綺麗! 見事な写真ですね。
角屋さんも大喜びではないかと思うような写真の数々ですね。
光の加減といい、発色が素晴らしいです。
Commented by kurese0535 at 2014-09-15 23:47
こんばんわです。
おお、見事なお写真が盛りだくさんですね♪
ひろく撮られて羨ましいです。
そしていろんな光源があるなかさすが見事な案配ですね。
角屋さんも独特な雰囲気でよいですよね〜。
Commented by arak_okano at 2014-09-16 06:51
角屋さんの詳しい紹介を有り難うございます、やっぱりバグースですね。また機会があるといいのですか。
Commented by misat at 2014-09-16 12:35 x
私も、先月の末に角屋さんと輪違屋さんを見学に行ってきました。
説明して下さった方のお話に一々「フムフム」と感動してしまいました。特に松の間と、その前のお庭が印象に残っています。
素晴らしいお写真を拝見して、再び思い出しております^^
Commented by cynchia at 2014-09-16 22:49
こんばんは、千と千尋の世界ですね。
素晴らしいです。
Commented by kwc_photo at 2014-09-16 23:37
>deepseasonsさん
ふふ、これ、夕方なんです。
仕事が早終わりしたので、ギリギリ間に合う!と
すっ飛んで行ってきました。なので輪違屋とは別の日なんです。
種を明かすと、最初の外からの図は輪違屋の日。
なので晴天の朝の光なんです(^-^)
黒光りの廊下、私もdeepさんの写真を見て、「同じ所を
見てはるわぁ~」と思ってたところですよ(笑)
Commented by kwc_photo at 2014-09-16 23:37
>walkingkyotoさん
そうです。EF16-35 F4です。このレンズ、手ぶれ補正も
ありがたいですが、周辺が流れずに収まるのでとてもイイです。
安心して使えます。
平日終わり間際に行ったので、すべて無人で撮らせてもらいました。
むしろ、朝イチよりもいいかも、と思いましたよ。光も柔らかいし。
Commented by kwc_photo at 2014-09-16 23:37
>eiさん
角屋さんの宣伝になりましたかね~(^-^)
ここもホント、素晴らしい建物ですので、いっぱい撮りました。
二階も撮らせてもらったら、完全版のCMページにできるんですがね(笑)
でも一階だけでもホントに見応えのあるしつらえでした~。
Commented by kwc_photo at 2014-09-16 23:37
>youpvさん
平日の最終のお客さん、として入場しました。
これ、狙い目でしたよ。みんな帰っちゃいますから、16時の最終受付
から閉門の16:30まではホント無人でした。
ちょっと光が弱くなったところも、夕方ならでは、ですね。
いい時間帯にいけたなぁと後から思いました(^-^)
Commented by kwc_photo at 2014-09-16 23:38
>lecoupleさん
ありがとうございます~(^-^)
光の加減、本当にいい時間帯でした。晴れた日の夕方です。
薄曇りだったことも幸いして、均一な光の周り具合。
ドぎつい影が出ることもなく、理想的なライティングでした。
Commented by kwc_photo at 2014-09-16 23:38
>kureseさん
なんせ15分くらいは完全に無人でしたしね~。
4時半まで一人堪能させてもらいました。新しく仕入れたワイドズーム
もごきげんさんで使えました(笑)
光源はたしかにいろいろでしたが、基本的には自然光が綺麗に入った
こともあって、なかなか撮影としては楽でした。
建物撮影、光の柔らかい夕刻って狙い目かもしれません。
Commented by kwc_photo at 2014-09-16 23:38
>アラックさん
角屋さん、修学旅行でも面白い行き先だと思うんですがね。
新選組のことをちょっとかじってから京都に来れば、いろんな
史跡が残っていますから、連続性も出て面白いと思うんです。
なかなか授業で新選組って難しいんでしょうけどね(笑)
Commented by kwc_photo at 2014-09-16 23:38
>misatさん
角屋さん、輪違屋さんに行かれたんですね。
京の夏の旅は、細やかな説明もいただけるのでありがたいですね。
松の間はやっぱり素晴らしかったですね。
あの広間で繰り広げられた大宴会。想像するだけでも楽しそうです。
Commented by kwc_photo at 2014-09-16 23:38
>シンシアさん
なるほど、千と千尋の世界かも!
入口のしつらえなども、花街っぽかったですね。千と千尋。
お客様のおもてなし、ということに特化した場所ですから、
ピッタリ当てはまるのかもです。
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