角屋・現存する唯一の揚屋建築の美
2014年 09月 15日
京都最大の料亭(揚屋)として名を馳せたこのお店の魅力、「京の夏の旅」で堪能です。
かつてここをくぐる人は、夢の世界に誘われたのでしょうね。
圧倒的な格子造りの建物。隆盛を誇った姿は健在です。
見事です。
赤壁が使われた一角です。
高級感を出すための工夫ですね。一力さんなどでもこの赤壁が使われていますよね。
大人数の宴会を支える台所、このくらいの設備は必要だったのでしょうね。
今で言うと高級ホテルのフロントというところでしょうか。
この階段は従業員専用。お給仕のためのショートカットですね。
お客様は別の階段を使うようになっています。
このくらい多くの人数が一度に宴会したのでしょうね。
あれ?と思われた方は正解。
わざわざその柱を建てずにお庭を広く見せているのですね。
今は緑ですが、四季折々の草木が植わっています。
さすが一流料亭でもあった揚屋さんです。
金の襖に、網代編みの天井。見事なしつらえです。
四十三畳という広大なお座敷。
でも、見事な枝ぶりが再現されていると思います。
酔っ払った人がよいざましをする空間だったそうな、とのご説明でした。
こちらも輪違屋と同様、庇に柱を用いない建築法です。
奥には茶室があります。
新選組の見た松と同じものではありませんが、二代目はその雰囲気を感じさせてくれる見事さです。
松の間から網代の間へ続く廊下。
この廊下の雰囲気が素晴らしくてしばらく眺めてしまいました。
まさに夢の世界へのトンネルですね。
見えている二本の木は槐(えんじゅ)。立身出世の縁起木だそうです。
見事な揚屋建築。角屋さんのお部屋とお庭を心ゆくまで堪能しました。
華やぎ 江戸時代の饗宴・もてなしの文化の場である揚屋建築の唯一の遺構 「揚屋」とは、お客様に遊宴してもらうところ 島原では太夫や芸妓を派遣する「置屋」と分業制をとっていた 中戸口から風格が漂う 揚屋は江戸時代、民間最大の宴会場だったので大きな台所もある けっして遊郭ではないのです 奥に見えてくる坪庭に ワクワクしてきた 網代の間、格子から差しこむ光が美しい 振り向けば坪庭が浮かぶ 雨が打ち水した庭に ...... more
輪違屋から次は角屋へ。旧花街、島原開設当初から残る揚屋。入り口は・・・特別公開のための受付が設置されているのでなんですが。くくると小さな玄関?庭のようなところへ。タイミング的に広く撮れなかったんですが二本のりっぱな木が両側にあっていい雰囲気でした。ここは台所でしょうか。このカマで御飯たくと美味しいはず。刀がおけるタンスや箱階段。これは時代劇でたまにみますね。移動して。坪庭があります。ここで気になるのが柱の位置。左端にありますがバランス的には真ん中の辺りだと思いますが三枚目の写真の左右側を観ると庭が見...... more