大船鉾曳き初め(祇園祭)
2014年 07月 20日
今年の京都は暑(アツ)い夏!
山鉾巡行(前祭)が終わった後は、後祭の山鉾建て、曳き初めがあります。
今日はやっぱり今年のトピックス、大船鉾の曳き初めに行ってきました。
ついに大船鉾が姿を見せてくれています。
昨年は会所で懸装品のみの展示でしたが、その時に見た大金幣がちゃんと飾られていますよ。
復元された鉾にバッチリフィットしていますね。
17世紀のもの。「三飛翔龍に波濤の図」と呼ばれます。
後ろに見える「凱」の文字。この意味は・・・
前祭では神功皇后の出陣の様子を表している「船鉾」が殿を務めるのですが、
後祭では、この大船鉾が神功皇后の凱旋の様子を表しているのです。
その「凱旋」の凱の文字なのですね。かっこいいです。
船鉾の大舵は飛龍の螺鈿細工が施されたものですが、こちらは刺繍物。
龍の目にはガラスが埋め込まれていて、イキイキ。
これも昨年、会所に飾られていましたが、こんな風に取り付けられた様子を見ると感無量。
さぁ、曳き初めです。
先ほどまで青空だったのですがね。曳き初めが始まるのか、心配なくらいの大雨でした。
さぁ!・・・あれ?なかなか進みません。
これには沿道からも拍手が起こりました。
人の波をかき分けて進む大船鉾です。
音頭取りさんが降りてしまいました。
大船鉾の保存会の方がアナウンスに来られ、本来は錦まで曳く予定が、あまりの人出に危険を感じ、
四条通にも出ないで引き返すとのこと。
ギュウギュウに詰まった人混み、まさにカオス状態でした。
そりゃぁ進めないわけです(^_^;)
この人出ではどうにもなりませんので、一筋別の筋を使って先回り。
しかし・・・またしてもここで大雨が(^_^;)
この気合にお天道さまも応じたのか、雨は上がってくれましたよ。
大金幣は濡れてしまいましたが、この勇姿!お見事です。
本当に復活、おめでとうございます。
音頭取りさんの気合いは本当にお見事でした。
巡行もぜひ頑張ってくださいね。
真新しい白木が眩しいです。
祇園祭では、前祭の占出山、そして船鉾が神功皇后を乗せます。
占出山は戦勝祈願のために鮎を釣る姿、そして、船鉾は勇ましく鎧姿で出陣です。
そして・・・この大船鉾は平定を終えた神功皇后が鎧を脱ぎ、狩衣を着た姿なんですよ。
今年の前祭の山一番は占出山でしたね。
大船鉾の復活の年にこの順番・・・運命的なものすら感じますね。
後祭りの殿を飾るこの大船鉾の復活。祇園祭としては大変意味のあるものなのです。
なかなかうまく寸法が合わないようです(^-^)
何しろすべてが初めてのことですものね。
頑張れ!大船鉾!!
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