長刀鉾観賞(祇園祭)
2014年 07月 16日
動く美術館、長刀鉾です。
この通路から長刀鉾へあがれます。
しかし・・・女人禁制。
見学ですら、女性は乗ることを禁じられています。
天井を見上げると、幾つもの星座が。
星辰二十八宿と言われます。
ちょっと見慣れないのですが、中国由来の星座なのです。
「金地著彩百鳥図」松村景文、1831年の作です。
景文の銘もありますね。
孔雀の羽も見事な再現です。
鮮やかな衣装に身を包み、動きのある名作です。片岡友輔の作。
背景に見えるのは金地著彩百鳥図を描いたのと同じ景文の「金地彩色飛鶴図」。丹頂鶴の羽です。
三条小鍛冶宗近は、長刀鉾の鉾頭の長刀を初めて作った人物。
この長刀は文政十三年の作だそうです。
背景はもちろん景文の「金地彩色孔雀図」。動き出しそうなくらい見事な孔雀の羽。
盛り上がってきますね~。
去年と違うのは、TOKYU HANDSがここにできたこと(笑)
お城のシャチホコとは逆向けについているのが分かりますかね。
こちらは見送りの「雲龍図綴錦」。
「玉取獅子」はどこかコミカルですね。
和泉守藤原来金道の銘。名刀鍛冶です。
重たすぎて鉾が揺れて不安定になってしまうため、後に竹製のものに変更されました。
錫箔のものが長い間使われましたが、現在は2011年に新調されたプラチナ箔の見事なものになっています。
長刀鉾の紋がいいですね。
明治期の稚児衣装(平服)です。
お神輿が出ていますね。
明日の巡行、がんばってくださいね!
明日はいよいよ山鉾巡行。先祭りの23基の山鉾が町を巡ります。