久世稚児社参(祇園祭)
2014年 07月 16日
長刀鉾のお稚児さんたちの社参に引き続き、久世稚児の社参がありました。
今度は久世稚児さんが社参されます。
この時期7/10~7/28、つまり神輿洗いから神輿洗いまでの間だけに許される髪型なんです。
國中とかいて「くなか」と読みます。
雅な衣装に実を包んでいます。
ふたりとも7歳だそうですよ。
社殿に入って儀式を行います。
長刀鉾稚児と久世稚児社参のために、こんな階段に変身するのですね。
滞り無く儀式が終わりました。
お稚児さんは御神木の杉の木で作られた「杉守り」を受け取られるそうです。
まずは神社の関係者の皆さん。
そのため、17日に八坂神社へ入られる際には、皇族ですら下馬しなければならない境内へ
騎乗したまま入り、地面を歩くことなく社殿に入ります。
一人は神幸祭で、もう一人は還幸祭で馬に乗って中御座神輿の先導を努めます。
ホッとした様子の笑顔、可愛らしかったです。
古文書には、「國中社は素盞鳴尊の荒御魂(あらみたま)なり。八坂郷祗園社は素盞鳴尊の和御魂(にぎみたま)なり。
依って一体にして二神、二神にして一体で神秘の極みなり。」とあるそうで、久世稚児がお迎えに
来なければ、神幸祭の神輿は動かしてはならないそうです。ゆえにこの久世稚児のお二人は、とても
重要な役回り。17日、24日の本番は神様です。どうぞ無事にお祭りが催行されますように。
丁寧に説明をして下さった綾戸國中神社の方、ありがとうございました。